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農業体験スタート

父の実家が農家ということもあり、
幼少期から農業への興味はあった。

今の職をしていなかったら
農家をしていたのかもしれない、
そう考えることはよくあった。

その想いは今年になるとより増していた。
農家への想いというよりも
食材への想いかもしれない。

どんな食べ物を食べるのが良いのか?
世に出ている食べ物は
どうやって作られているのか?
など食材が自分達の食卓に並ぶまでに
どんな過程を辿っているのか?
そこに興味が湧いた。
そして自分でもその過程に携わってみたいと。

そんな想いをもって奥さんに話すと、
ある方に繋いでもらった。

その方から地域の農家さんと
繋がりが多い方を繋げてもらい、
その方から農家さんに繋いで頂いた。

人と人が繋がり、僕の農業体験は叶った。
大きな願いが叶った!ような気分だった。

そんな大袈裟とは思うかもしれないが
本当にそのくらい大きな一歩だった。

今回の農家さんは米農家の方で、
味噌や甘酒も作っている方だった。

その日は種付けをする作業だった。
機械に種付けのセットをして流れ作業で
どんどん種付けが完了したものが出てくる。
これをビニールハウスにひたすら並べていく手伝いをした。
これがまた単純作業だけどずっと歩き、
下に種付けしたものを置く、
という行為が腰にどんどん負荷をかけていく。

最初は余裕だったが
途中からきつさが倍増していた。

1時間半ぐらいで休憩をさせてくれた。
農家さんの淹れた緑茶と差し入れのお菓子。
青空でビール籠に座り談笑。
このまったりした時間が
なんとも言えない心地良さだった。
「あ〜何か幸せ〜」
そう心の中でつぶやいた
最高の休憩時間だった

その後また作業をして
用意して頂いた昼食を食べた。
この昼食がまた美味しいお米に味噌汁に
皆んなで持ち寄ったおかずにお弁当。
みんなで輪になって話しながらの昼食。
最初は1人で食べたいな〜思ったけど
めちゃくちゃ楽しかった。
「こんなに皆んなで食べる昼食って楽しいんだ、美味しんだ。」
って思えた。
普段の仕事の事を完全に忘れた
素晴らしい時間だった。

昼食後は30分だけ作業を手伝い、
先に帰宅させて頂いた。

帰りに差し入れのお味噌とバレンタインチョコを頂いた。

この心遣いも有り難いと思えた。

初の農業体験は正直大変さはあったが、
それ以上に大切なものを感じさせてもらった。

何か最近生き急いでいたなと。
結果ばかりを求めていたなと。
今の過ごしている過程を
より深く味わってみようと。
心からそう思えた時間だった。

おじいちゃんおばあちゃん達のスタンスって
めっちゃ素敵だったし、魅力的だった。
たぶんだけど狙ってやってないよね?
生き方がそのまま出てるんだろうな。
僕も生き方が滲み出て、素敵なおじいちゃんって言われるような存在になりたいな。

休みの日にこうして
農業のお手伝いをいれて正解だった。
疲れたけどね(笑)

またチャンスがあれば手伝っていきます。

農業への挑戦は続く。

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