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メッヘレン【ベルギー最古の醸造所へ】
こんにちは。いこです。
ベルギーのメッヘレンに来ています。
今日はベルギー最古の醸造所ヘット・アンケルを見学します!
ブリュッセルから電車で30分、バスで10分くらいで到着です! 言語が不安な僕らは2時間前から出発。結局バスを乗り過ごしたりして、着いたのは30分前くらいでした(笑)
最古の醸造所を見学してみよう
ヘット・アンケル醸造所は、ベルギー最古の醸造所です。記録には1369年から登場するらしいんですが、もっと早くからビールが作られていたのではといわれています。
ガイドツアーは公式ホームページから予約が必要で、英語力が不安な僕でもなんとか予約できるレベルでした。
↑個人で予約すると、1人あたり9ユーロ。ここではウイスキー作りも行なっていて、その見学も入れると17ユーロです。(コンビチケット)
ただ、蒸溜所は離れているらしく、移動が不安だったので、僕らは素直に醸造所だけ。
施設に入ると、ビールが棚に並んでいました。ああ、テンション上がります。。左下に見えるのは日本酒ですね。日本酒は最近、欧州でも有名になってきています。
↑このボトル、かっこいいですよね〜。中学生が飲んだくれになりそうなデザインです。
↑醸造所の煙突も、テンション上がります。今まさにビールを作っている雰囲気。
ガイドツアースタート!
今日教えてくれるのはこのご婦人。
↑元々は病院だった建物。
↑100段あるという階段を上っていきます。
↑サイロ(貯蔵庫)にたどり着きました!
↑ビールの製造工程や、モルトの色による違い、ホップについて、ていねいに説明してくれます。
↑焦がしたモルト(麦芽)。スモーキーな香りがします。「コーヒー」とたとえた参加者も。
↑小麦。ふつうビール作りには大麦を使いますが、小麦もよく使用されます。
↑クミン。ビールの香りづけや隠し味に、コリアンダーやオレンジピールなど、色んなものを入れます。
↑麦汁を作るための煮沸釜。麦芽を煮立てて、甘い麦汁を作ります。
↑醸造の過程を示した絵。(ビールをどうやって作るのか知りたい方は別記事にまとめてますのでどうぞ!→ピルスナー・ウルケル工場見学)
麦汁にホップと酵母を加えて発酵。
さらにヘット・アンケルでは、ビールを瓶に詰めた後、さらに酵母を加えて7週間、2次発酵をうながします。
めちゃくちゃ手間がかかりますが、こうすることで、さらに味が濃く、美味しいビールができあがるというわけですね。
↑現在の発展は、このヴァン・ブレーダム夫妻によるものなんだとか。
現在、世界のビール市場の80%を占めるピルスナー。日本でポピュラーなビールもほとんどピルスナーです。
ベルギーも例に漏れずピルスナーの波に襲われる中、あえてヘット・アンケルでは、ピルスナーじゃないビールにこだわり続けているそうです。
↑冷却用の機械。上から冷たい水を流して、熱い麦汁を冷ましていたそうです。
↑ヘット・アンケルのビールたち。
アルコール弱めの飲みやすいものから、ダークビール、サワー、IPAまで多種多様。保存がきくものもあって、1999年のものも。まるでワイン!
メッヘレンの街
醸造所の5階から、メッヘレンの街並みを眺めることができます。
雪が降るからでしょうか。屋根が急ですね。かわいらしい街並みです。
↑教会とガイドさん、ハマりすぎ。
↑ここでかきまぜて、麦汁を早く冷やします。
↑ウイスキー樽。この醸造所はウイスキーをビールに入れたりします。圧倒的に自由です。
かっこいいぜ! ヘット・アンケル。
テイスティングタイム
ヘット・アンケル醸造所の旗艦製品、グーデン・カロルスが運ばれてきました!
↑この試飲が2種類ついて9ユーロ。幸せや〜!
味はというと、とにかく複雑。
重ための飲み心地で、ワインのような、後に残る味わいがあります。
聞いてみると、アルコール度数8.5%。
なかなか危険なビールです(笑)
「何が入ってるか当ててみて?」とガイドさんに言われましたが、まったく分からず……
コリアンダー、オレンジピール、カモミール、クミンとのこと。
めっちゃ入ってるな!
ベルギービールは、まったく抵抗なく副材料を次々入れますね。美味しそうだと思ったら、なんでも入れて芸術品を生み出す。
ダーク。11.0%。
もはやワインの度数です(笑)
めちゃくちゃキャラメリーで、甘い。
美味しいけど、完全にデザート感覚で飲むお酒ですね〜。
スペインの方と向かいになったんですが、彼は「これは僕には甘すぎるな〜〜!」って、顔をしかめてました(笑) たしかにそうかもしれません。
ヘット・アンケルをもっと体験しよう
ツアーの後、併設レストランでランチをとりました。
頼んだのは、cuckoo。
cuckooってなんだと思います??
正解は
⬇︎
↑カッコウ🐦
びっくりですよ!
味は、やや淡白なチキンって感じでした。味付けが大事ですね!
↑友人はsea bass。ヨーロピアンシーバス。スズキの仲間ですね。美味しい白身魚でした。
グーデン・カロルスのテイスティングセットとともに。モルトもホップも隠し味もそれぞれ違う、いずれ劣らぬスイーツビール。
毎日飲むには重いけど、ときどきデザート感覚で、最高の贅沢を味わいたい、、グーデン・カロルスはそんなビールでした。これからもこだわりを貫いてほしいです。
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