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プラハ③【少年の心が目覚める巨大な城】

※夜景更新しました。

こんにちは。いこです。
チェコのプラハに来ています。

今日はいよいよプラハ観光のハイライト、プラハ城に向かっていきます。

が、とりあえず一杯やって備えましょう。

世界で初めてピルスナーを提供した店

1843年に世界で初めてピルスナービールを提供した「ウ・ピンカスー」という名前の店に来ました。
チェコ西部のプルゼニで、ピルスナー・ウルケルが生まれたのが1842年ですから、翌年ですね。

↑とても風情のあるテラスで、ピルスナー・ウルケルをいただきます。ほかの店よりまろやかさがアップしてるかも。

毎回ビールを頼むと、「ひゃーーっ!!」ってなるんですけど、毎日ビール飲みまくってるのに、なんで飽きないんだろ。

まー、水が飽きるって人はいませんよね。

↑古い建物に挟まれたテラス。

↑この店の名物ビーフタルタル。パンにのせて食べると美味しい。冷たいものを美味しく食べさせるってすごいなー。

↑プラハの伝統的なサラダ。意識的にサラダ多めで頼んでます。ビネガー効いてるとなんとなく体にやさしい気がする。

↑壁にかかっていた店員さんの写真。一度に一体何杯運んでるんだ???

↑こぼしてんじゃん。

プラハ城へ

見えてきたぞ、プラハ城。

↑微動だにしない衛兵さん。すごい仕事だ。。

さあ、プラハ城敷地内に入りました。

歴代の王の墓所、聖ヴィート大聖堂

いやーーーーー、でかい!!!!
文句なしでこの旅で(ここまで)一番巨大な建物です。

プラハ城は、大小の建造物が集まった巨大な城郭都市のようになっています。聖ヴィート大聖堂には歴代の王の墓が集まっているそうです。

↑荘厳なゴシック建築。順路に沿って、冒険してるような感覚に。

あまりに綺麗なので、パノラマ撮影してみました。↓

↑パイプオルガンの音色が重厚に響く聖堂内。

日本でも有名な画家アルフォンス・ミュシャの制作したステンドグラスが飾ってありました。

↑ミュシャの作風がばっちり出てますね。

↑見えますかねー、ミュシャのサイン。

外に出ると、ぽつぽつ雨が。

まあこれくらいなら、と呑気に撮影していると……

急転直下の土砂降りに!

急いで軒下に避難しました。

テラスもたいへんなことに。下で食事をしていた人もびしょ濡れ。

↑ビニール袋をかぶる婦人。もうめちゃくちゃだ……

旧王宮は地味だが、興味深い事件の舞台

なんとか小雨になったので散策を再開。旧王宮に来ました。16世紀まで使われてたそうです。

↑グラディスラフホール。騎士の馬上競技や、戴冠式に使われていたらしいです。

個人的には、ここで起こった事件に興味がありました。

「プラハ窓外放出事件」といういかがわしい名前の事件で、ここの窓から、民衆たちがハプスブルク家の国王顧問官と書記を投げ落としたことからそう呼ばれています。
(チェコの窓外放出事件は、なんとこの他に2回起きており、旧王宮で起きたのは2回目の事件です)

↑この窓から投げ落としたんだとか。なお、落とされた人は庭の干し草に落ちてなんとか無事だったらしいです。

それ以外にも、この旧王宮には、面白いものがありました。↓

↑壁や天井にびっしり並んだ紋章。

中学生くらいのときに一度は好きになるやつーー! 少年心を久々にくすぐられました。残念ながらこの旅でもっとも心をくすぐるのはですが……

外に出るとすっきり晴れていたので、ラズベリーレモネードで水分補給。

↑かわいらしい店が並びます。

↑あっ、またしても少年心をくすぐるようなものが!

↑かぶりたい!

黄金の小路でカフカの家を見る

プラハ城には、かつて皇帝の命で錬金術師たちの暮らしていた「黄金の小路」があります。
錬金術師とか黄金の小路、っていう言葉だけでもうなんか好きですよね、少年は。

↑狭い道に、小さな家が並びます。ここに1916〜1917年の短い間、カフカが仕事場に使っていたという家があります。

No.22の青い家がカフカのいた家。中は土産物屋になっていて、カフカの本も買えました。

↑カフカの『田舎医者』英語版を思わず買ってしまいました。英語の勉強がてら、邦訳と照らし合わせながら読むことにします(笑)

そのあと、罪人の処刑が行われていたという、小路の奥のダリボルカ塔へ。拷問器具が小さい部屋に大量に並べられてました。

↑あっ、これ、アイアンメイデンでは……?? 針だらけの中に罪人を閉じこめるやつですね。

でもアイアンメイデンは実際に使われた報告はないそうです。これ本物かなー(笑)

プラハ城で疲れ切る

プラハ城広すぎます!
回るのに3時間かかると聞いていたので覚悟はしてましたが、やっぱり3時間かかりました……(笑)

でも行って良かったです。聖ヴィート大聖堂は、ここまでの旅で聖堂や図書館をたくさん見て慣れてきていたはずなのに、息を呑みました。

プラハ観光は2日で回ることを勧めている人も多いようですが、プラハはほんとに見所が多いので、これから行かれる方、3日は見たほうがいいんじゃないでしょうか。

プラハ城付近は坂も多いので要注意です。脚が不安な方は、基本的にUBER(タクシー)を使うといいと思います。

↑こんな景色も見られます。3日間でプラハの赤屋根が大好きになりました。日本にも赤屋根の街並みはありますけどね。

疲れ切ったので、家の近くのカフェで休憩しました。

↑こんな裏庭みたいな場所にあるカフェ。癒しがここにある……

↑癒し。さすがにここはビールではない(笑)

地元民が集まるレストランへ

夜は地元民が集まるレストラン「Lokál Dlouhááá」へ。

↑果てしなく縦に長い列車の車両のような雰囲気のレストラン。たしかに地元民がたくさんいる雰囲気があります。くつろぎ方と服装でなんとなく分かってきますね。

↑ビールを注文。

黒ビールのコゼルを頼んだら、なぜかコゼルではなく、黄金色のピルスナーウルケルが出されました。
しかも、小さいのを頼んだらウェイターさんに鼻で笑われ、

「ハハッ、ベイビー??」

と言われました(笑)
うーむ、まだまだ修行が足りません。

↑壁の絵。牛の模様に見立てたチェコ🇨🇿

↑フライドチーズ。タルタルソースを添えて食べます。チーズが糸を引く糸を引く。食べすぎると太るやつ。美味しすぎる。

↑鯉のシュニッツェル。鯉のくさみを、南蛮漬けっぽくして、がんばって消してますが、どーにも消えてない……。これは自分には珍しくNG。こういう料理もあるんだな、って感じでした。

ところで日本には「とりあえずビール」っていう文化がありますよね。この場合、日本ではほとんどの場合「アサヒ」か「キリン」が出されます。

これがどうもチェコでは「ピルスナーウルケル」なんだと分かりました。「ビア!」と注文するとウルケルが当たり前のように出てくるからです。

ビールを置いているレストランでは、男女問わず、ほとんどの場合ビールを飲んでいます。

チェコにも「とりあえず」の文化はあるようですね。まあ、やっぱり日本より、ビール好きの人は多いんじゃないかと思いますね〜。

プラハの夜景を見てみよう

レストランを出て、川沿いを歩きながら、プラハの夜景を眺めてみました。

カレル橋からの夜景。
ライトが水に反射しているのが美しいです。

中欧の、どこか暗い雰囲気を味わうことができます。

↑ライトアップされたプラハ城。近くに行くこともできますが、今日はそこまでの元気はなし。

↑旧市庁舎前広場。夜も人でごった返していました。

明日はプラハを離れて、地方都市の醸造所に出かけてみます。飲んだくれの旅は続きます。

p.s.

店のトイレに飾られた大量のピンナップ。かっこいいけど、ところどころにヌード写真が(笑)

p.p.s.

後日、プラハ城の夜景に再チャレンジ。

↑お、なんか見えてきた……

うおおおおお。とてつもない……

とてつもない……。
夜の聖ヴィート大聖堂でした。

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