花びらに埋もれてこのまま死んでもいいと思った
山下達郎作詞作曲
『いのちの最後のひとしずく』より
このフレーズを聞くといつも
オフィーリアと『桜の樹の下には屍体が埋まっている』を思い出す
ハムレットのオフィーリア。
特に、ミレーの描いたオフィーリア。
恋人は突然残酷になり、父は殺され、
気が狂ったあげく川の中で
花々に囲まれ永遠に眠ったオフィーリア。
(そしてその兄ホレイショーだけは、登場人物達の中で唯一、正気を保っていた点は個人的なお気に入りポイントだった)
そして、梶井基次郎の
も思い出す。
恋人の横顔のあまりの美しさに
花びらに埋もれて死んでしまった人が
美しい桜の養分になっているのかも。
そしてその人は、
オフィーリアのように狂気を纏っていたのだ。
狂気に咲く桜の花。
なんてことはないけど、
山下達郎さんの歌はあんまり詳しくないけど
このフレーズだけはオフィーリアと桜により強く印象付けられているので書き記してみた。
同じ感想の人いたらいいな。