休めない親指の話。
こんばんは、已己巳己(いこみき)です。
唐突ではあるが、皆さんはYouTubeやアニメをどのように鑑賞しているだろうか。
大抵の人はお手元のスマートフォンやタブレット、TV、巷には家庭用プロジェクターとかいうお洒落な機器で視聴している人もいるらしい。
その時、目線は当然画面へ向けられ、
そしてそこにある情報を脳へ伝達し、処理し、感じ、考察し、楽しむ。
何のことはない、ただそれだけの事である。
普通ならそうであろう。
だが私の場合、その間特に動く必要のない親指を動かしていないと目の前に映り出される映像に集中できないのだ。
しかもそれは何らかの結果を出す作業でなければいけない。
何を言っているんだという感じである。
例えば、私はスマートフォンを用いて
Amazonプライムビデオで配信されているアニメを観ることが殆どなのだが、
その際はピクチャ・イン・ピクチャという機能を多用して視聴している。
ここで念の為、
ピクチャ・イン・ピクチャの説明を加えよう。
これは所謂、再生画面を最前面状態のまま縮小表示することにより、動画を視聴しながら別のアプリを利用できるという画期的な機能である。
そうしてその小窓にアニメを流しつつ
私の指は何をしているかというと、、、
十年程前に流行った2048というパズルゲームである。
無心で指を動かし数字を重ね
終わりのない足し算を続ける神ゲーである。
この無心という点が最重要なのだ。
意識の殆どを映像へ向けながら
文字通り手持ち無沙汰な親指を働き詰めの状態にし
自己スコアを更新するという結果を作ることが出来る。
これは正直なところ、マス目が少ないと
無心状態で数字を重ね続けることは困難で早々にゲームオーバーになる為、
私は10×10のマスで無限足し算を繰り広げている。
つまり、貧乏揺すりを止められない脚の如く休めない私の困った親指に、
このような無心作業を与えてくれた神ゲーの開発者ガブリエレ・チルリ氏には感謝が絶えない。
大袈裟だなと思われるかもしれないが、
ただじっと動かず画面を見続ける時間が苦手なのだ。
それなら親指だけのちまちました動作ではなく
料理やストレッチをしながらでも良いのではないかという意見が出るかもしれない。
しかしながらアニメに集中したいが第一欲求なので
親指の範疇を超える動作は大きすぎる。
あくまで主軸はアニメを観る事である為
ただ徐に親指を動かすだけの小さな作業が好ましいのである。
この2048はスマートフォンでピクチャ・イン・ピクチャ機能を使い再生できる動画に限り活用している。
なら、その機能が使えない状況の場合はどうしているのか。
そこで二つ目の例として、今まさにnoteの執筆最中の様子を挙げることにする。
この時も例外なく私の親指は別の作業に忙しなく動いているのだか、流石に2048と並行して執筆はできない。
では私の親指が強いられている別の作業とは何なのか。
それはポケモンである。
詳しくは、2022年1月に発売されたレジェンズアルセウスでのレベル上げ作業に勤しんでいる。
これは前持って、Switchのコントローラー右側に位置するAボタンを連打するだけでレベル上げ周回が可能な環境を整えてある故の作業である。
まあポケモンは私の人生において
切っても切れない重要なカードなので
(ポケモンカードは初心者)
これに関してもいずれ語りたいと思っている。
note執筆中であっても親指が止まっている状態は気持ち悪いのである。
さて、ここまでご覧頂いた読者には
このような変なムーブはあるだろうか。
こういう、個性とはまた違った分類の、
奇行な人間個々の謎ムーブを発見する事は実に楽しい。
余談、親指ではないのだが
右人差し指においてタイピングの速度を追求した結果見事に腱鞘炎になり
関節部分に良性の腫瘍が出来てしまった。
痛みも無く摘出する方がリスキーとの事で
今もその腫瘍と共に過ごしているところである。
読者にはあまり指を酷に動かさないようにしていただきたい。
何事も程度というものがある。
何卒、良しなに。
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