負けないPOG講座五箇条(初心者~初級者向け)
こんにちは。競馬ライター、血統評論家として活動させて頂いています、生駒と申します。
日本ダービーまであと1ヶ月、それが終わると2歳馬のデビュー戦が始まりますね。
すなわち、POG(ペーパーオーナーゲーム)のシーズンが始まるという事になります。
この記事は、POG未経験、あるいは経験はあるけどなかなか勝てないよ~という人向けの「負けないPOG講座五箇条」となっています。
筆者の過去のPOGでの主な指名馬を紹介すると、オルフェーヴル、ベルシャザール、レーヴディソール、レイデオロ、ジョワドヴィーヴル、サトノダイヤモンド、ヴェルトライゼンデ、セリフォスなどがいます。
ドラフトの有無や各種縛りなど、ルールによって攻略法は当然変わってきますが、今回はスタンダードな縛り無し10頭持ちPOGにおける個人的なセオリーをいくつか紹介していきたいと思います。
1.デビューの早そうな馬を指名する
これが一番大事です。巷に出回っているPOG書籍を読むと、牧場のコメントが必ず掲載されていますが「夏にデビュー予定」「既に入厩済み」などといった育成が順調な馬を優先的に指名するようにしてください。
具体的なデビュー予定が出ていなかったり、秋以降と書いてある馬はPOG向きではありません。桜花賞やダービーに間に合う馬=それまでに賞金を積める馬なので、デビューは早ければ早いほど有利です。
5月にもなると既に入厩している馬も多いですから、TARGET frontier JVで調教タイムを確認するのもいい方法でしょう。
2.大きな馬を指名する
過去10年の桜花賞馬の平均馬体重:471.4kg、過去10年のダービー馬の平均馬体重:475.6kgというデータが全てを物語っています。
POG本掲載時に450kgは馬体重がないと基本的にはクラシックに向けて強い調教を積んで負荷をかけながらレースを使うことができません。
450kgに満たない小さい馬を指名するのは余程の強い根拠が無い限り避けるべきです。
3.牡馬を優先的に指名する
2023年現在、皐月賞の1着賞金が2億円、ダービーの1着賞金は3億円です。
一方桜花賞の1着賞金は1億4000万円、オークスは1億5000万円ですから牡馬2冠馬を指名したAさんと牝馬2冠馬を指名したBさんでは2億以上の差が付くことになります。
牝馬で固めると賞金面でどうしても牡馬固めの人に遅れを取りがちですから、優先的に牡馬を取るようにしましょう。
4.情報のない(少ない)馬を血統だけで選ばない
5.父がクラシックタイプの種牡馬から選ぶ
4,5どちらも血統派あるあるなのですが、情報の少ない馬を血統だけで指名してその馬がGIを勝つような活躍をすることは滅多にありません。
あくまで「1.デビューの早そうな馬を指名する」や「2.大きな馬を指名する」を重視したうえで、その中で優先順位を振り分けるのに血統を見たり馬体や調教時計を見るようにしてください。
また、5も何気に重要でダービーの賞金が3億円に増額された事を考えると2400m持つ馬を優先的に指名するべきです。スプリンター型の父やマイラー型の父は優先度を下げましょう。
以上五箇条、いかがだったでしょうか。POG指名馬選びの参考になれば幸いです。