イコマドで読める書籍紹介
はじめに
こんにちは、イコマドスタッフのなみです。
イコマドでは、お仕事のヒントになるような本を多数取り揃えています。
LINEやNotionの活用法など実践的な内容の本、ウェブデザインや空間デザインなどのデザインに関連した本、エンタメ系の本など様々なジャンルの本があります。そして、起業・創業に関するビジネス系の本も特設コーナーにてご用意していますので、ぜひぜひご活用ください。
全てご自由にお読みいただけます。
今回はこちらの3冊をご紹介します。
『 注文をまちがえる料理店 』(小国士郎)
「注文をまちがえる料理店」とは、2017年にテレビ局ディレクターの小国士朗さんを発起人にスタートした、認知症の方々がホールスタッフを務めるレストランプロジェクトです。ときどき頼んだものではない料理が運ばれてくるかもしれないけれど、「こっちもおいしそうだし、ま、いっか」と、間違えをポジティブに受け入れ、一緒に楽しむ。そんな優しい空気感がこの料理店にはあります。ほんのちょっとずつの”寛容さ”を社会の側が持つことさえできれば、認知症の有無に関係なく皆にとって居心地の良い世の中になるかもしれない。そんな新しい価値観がこの料理店から少しずつ広まろうとしています。認知症になってから自信を失っていたけれど、働くことで再び生き生きと元気な姿を見せてくれた、というご家族からの声も多くあったそうです。このプロジェクトは、適切なサポートがあれば、認知症を抱えた多くの人が社会で活躍することができるという可能性を見出すものでもありました。小国さんの逆転の発想に驚かされ、このプロジェクトに携わる人々の温もりにも触れられる一冊でした。
『 「今」をあきめない生き方 』(加藤路瑛)
加藤路瑛さんには、昨年12月に行われたイコマド主催のSbSセミナーでお話いただきました。代表権を取れない年齢のため、親が代表取締役、子どもが取締役社長になる起業スタイルを「親子起業」と名付け、子どもの起業や親子起業の面白さを伝えられています。
この本では、加藤さんが「社長になる」と決心したきっかけや、12歳で起業し、株式会社クリスタルロードの取締役社長就任に至るまでの日々、そして本書がクラウドファンディングによって出版されるまでが事細かに記されています。まるで自分自身がすぐ傍で起業までの道のりを見守ってきたかのような臨場感がありました。同じ10代とは思えない加藤さんの行動力や考え方には学ぶところがたくさんありました。年齢や環境などを理由に自分がやりたいことを後回しにするべきではない、「今」この瞬間に自分がしたいことは何なのかを常に問いかけていく姿勢を忘れてはならない、というメッセージが強く刺さりました。
『 やってはいけないデザイン 』(平本久美子)
名刺、プレゼンスライド、ポスター、チラシなどのデザインが、良い例と悪い例の対比をもとにどういった点に注意すべきか丁寧に解説されています。レイアウト、配色、フォントの選び方まで全ページフルカラーでとても分かりやすく掲載されています。自分でデザインしてみたいけれどどういう風に作っていけばいいか分からない、一応作れるけど何だかパッとしない…そんなときに是非手に取っていただきたい一冊です。
私はここで働かさせていただくようになってから初めてデザインというものに触れるようになりました。完全に初心者なのでイベントのチラシ作りはおろか、オープンスペースに掲示するちょっとしたポップ作りにもまだまだ試行錯誤を重ねている段階です。ですが、この本を読んでからデザインに対する解像度が少し上がったような、少しづつコツを掴みだしたような、そんな感覚があるように思います。イコマドスタッフの中にはWebデザイナーやグラフィックデザイナーとして働いていた経験がある方もいるので、人にも本にも頼ってこれから色々学んでいきたいです。イコマドでは他にもデザインに関する本が複数ありますので、デザインに挑戦しようとされている方、悩んでいる方にとって何かヒントになるようなものに出会えるのではないかと思います。
さいごに
ここまで拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が誰かと本をつなぐきっかけになればいいなぁと思いながら執筆しさせていただきました。また次回の投稿でお会いしましょう!
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