書籍紹介 -part2-
こんにちは、イコマドスタッフのなみです。
他のスタッフの皆さんのように良いネタが浮かばなかったので、今回も懲りずに本の紹介をしていきたいと思います。ただ、前回は長い文章になってしまって反省したので、今回はコンパクトにいきます!
『 あしたのしごと 』(コクヨ ヨコク研究所)
今回ご紹介するのは、創業118年を迎えるコクヨの研究機関として発足した「コクヨ ヨコク研究所」が発刊する初めてのメディアです。
「自律」と「協働」をキーワードに、「働く」「暮らす」「学ぶ」を考えていくような一冊です。 希望ある時代を生きていくためには、客観的な予測よりも、自分たちのありたい未来を主体的に「ヨコク」し、そこに向けて実践していく姿勢が必要なのではないか、という仮説を起点としてベトナムやインド、台湾の実践者たちと対話を通して「自律」と「協働」が両立する社会を自らつくり出そうとする人々の実践と思考が分かりやすく紹介されています。
私は個人的にĐạt Foodsというプロジェクトが印象に残りました。設立者の一人であるロンさんは、ソーシャルワーカーとして福祉の仕事をされていたそうです。そんなときにベトナムの農家が、自分で農作物の値段を決めることが出来ずに社会的に弱い立場にあるという現実を目の当たりにします。この状況を変えたい、その強い思いからこのプロジェクトが始まりました。当初は4軒だった農家とのパートナーシップも2021年には17軒になるなど少しずつ広がりを見せています。
彼らが働くうえでどのようなことに重きを置いているのか、実際にどのような取り組みが行われているのか…等々とても興味深い内容だったので気になった方は是非手に取ってみてください。
また次回の投稿でお会いしましょう!
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