【一応ネタバレ注意】『夜のクラゲは泳げない』スペシャルイベントに参加してきました

久しぶりにライブで泣くという経験をしました。
ライブ行ったら大体泣いてるんですけど、今回は格別でしたね。


今回は10月6日に開催された
『夜のクラゲは泳げない』スペシャルイベント"JELEE MEET UP!"
に参加してきた感想レポを書きました。
当日の夜に書いてはいたのですが一応ネタバレとか色々ありそうだったので今ひっそり投稿します。

記念に買ったジオラマアクスタ
JELEEの4人の笑顔とあの壁画を思わせる背景、そしてちゃんとJELEEちゃんもいる
キービジュアルとして使われたイラストです


この作品についてはこのアカウントで以前も感想など記事を書いていましたが、元々制作発表の時点から題材や絵の美麗さから注目していました。
そしてもちろんオンエアも楽しみに待っていました。
ただ、オリジナルアニメってなかなかお客さん集めるの大変だからあまり跳ねないかな…とも思っていたのが正直なところでした。
結果はご存知の通りです、それは杞憂でした。放送中はXのトレンドにも『#ヨルクラ』や作品関連ワードが上がるほど話題になりましたね。
2024年春クールはもう一つ、『ガールズバンドクライ』というこれまたオリジナル作品がド派手に爪痕を残していきましたし、オリジナル作品が二つもヒットを飛ばした稀有なクールだったのではないでしょうか。
どちらも毎週の楽しみでした。

さて、ヨルクラに話を戻しますと本編を見て、創作をし、グッズを買い、コミカライズやノベライズを読み、聖地巡礼に赴き、非常に高い熱量でこの作品に向き合ってきたつもりです。
そのためイベントの日を待ちわびていましたし、何より地元であるカルッツかわさきでの開催ということで更にテンションが上がっておりました。
本格的な感想を書く前に感謝を述べさせてください。
演者やスタッフの皆さん、参加者の皆さん、このようなどうしようもない僕らの街に来てくださりありがとうございました。

まだ周りに人が少ない頃に撮影
カルッツとは「カルチャー」と「スポーツ」をかけあわせた造語

当日の僕の行動を書いていきます。

地元アドバンテージを活かして早めに行ったことで物販列はかなり前の方に並ぶことが出来たのでさっきのジオラマアクスタなどを買い外に出ました。
この時12時過ぎ。
そして開場が15時、開演が16時。
端的に言えばめちゃくちゃ暇になりました。
そこは勝手知ったる場所、歩きながら食事の場所と暇つぶしの場所を考えてレッツゴー。

川崎駅近くの地下街アゼリアにあるお蕎麦屋さんでいただいたうな重とそばセット
味やボリュームの割には2400円と控えめなお値段
初めて川崎に来たフォロワーの方はこの店に連れ込むことにしています
あまり知られていない川崎市役所前の良い感じのベンチでペンライトの点灯確認しつつぼんやりして開演時間を待つ

そしていよいよ時間になったので会場へ!
中の写真は撮りませんでしたがお祝いの花などはちゃんと撮れました。

数多くのものからこちらをチョイス
こんなにも愛される作品になってくれて早くも一ファンとして感極まってしまった、危なかった


そして開演!!

するとなんといきなりカノエラナさんの『イロドリ』、ツルシマアンナさんの『1日は25時間。』のアニメオープニング、エンディング曲の歌唱を連続で叩きつけられる鮮烈な始まりでした!
「君と共鳴」など、不意打ちで始まった中カノエさんへのコールもちゃんと出来ました。
左のスピーカーの真ん前の席だったのでライブあるあるなのですが爆音に耳が慣れてなくて最初しんどっ!ってなったのですが二番あたりからだんだん慣れてきてなんとかなりました。
僕の個人的な問題ですが聴力が平均よりかなり良いらしいのでこういう時大変です。

お次は挨拶とこういったイベントお約束のバラエティタイム。
みっくさんのライブドローイング…的ななにか。
キャスト陣個々のキャラクターが出てましたね、ちょける人(りえりーさん)、真面目に考える人(富田さん、島袋さん)、イタズラばかりする人(上坂さん)。
ものの十数分の出来事なはずでしたが体感30分くらいめちゃくちゃやってたイメージでした。
そしてそこからの温度差です。

お待ちかねのライブパートがすぐに始まりました。
前座?いえいえ重要キャラです、みー子(馬場静江(パクパク馬場))さんによる『カラフルムーンライト』の歌唱からのスタートでした。
まず言いたいのが、このイベントを通して上坂さんの凄さを感じました。
役の中で作中でちょろっと披露しただけの曲を何倍にも良いものにして場をかっさらったかと思えば、コーレスで盛り上げに盛り上げてJELEEにバトンを渡し、トークパートでは馬場さんの役柄も踏まえて後輩たちからイジられる役も買って出る。
色んな意味で頭の良い方なんだなぁと再確認しました、素敵でした。

そして、JELEEのライブパート。
自然と思ったことが一つ。

山ノ内花音が、そこにいました。

まず『青一色』から始まり、一度後ろを振り返ってみるとまさに青一色。
圧巻の光景でした。
りえりーさんの目にもよく見えていたことでしょう。
その後はXのJELEEのアカウントで明かされていたまひる、キウイ、めいの好きな楽曲を本人たちの語りの後に披露するという形が取られました。
その辺りから薄暗い照明も相まってだんだんと演者である高橋李依という存在に山ノ内花音というキャラクターが宿ったような、そんな不思議な感覚がしました。
深海遊泳まで全5曲、心を鷲掴みにされるようなカッコいいパフォーマンスを見せてくれて、心揺さぶられ2曲目の最強ガール辺りから既に泣きながらペンライト振ってました。
歌唱の前にテンションが上がったのかみっくさんを抱きしめたり、歌い終わった後に感極まって涙してしまったり、本人もおっしゃっていましたが「弱い部分も見せられるメンバーたちだから」と言えるところ、カッコよさも弱さも唐突にすごいことしちゃう感じも、まさに花音だなと。
本当に彼女に演じてもらえて良かった、そう思います。
リハの時に開かれたスペースでも、普段のXのポストでも、その前の各媒体やラジオでも、このイベントについて、ヨルクラについて熱い想いを語ってらしたので演者にして花音の声が出せる花音のTOなんだなって、そう考えると嬉しいですね。
少し話が逸れますが人気、実力もトップオブトップの声優さんであるにも関わらず携わった各作品に真摯に向き合ってくださる姿勢は一視聴者としてありがたいですし、素敵だと思います。

JELEEのイベントである、と位置付けられているためかどうしても前に出るのは花音でありJELEEであるりえりーさんというわけになってしまうのですが、朗読劇で最も場を盛り上げたのは島袋さんなのではないでしょうか(僕は石見舞菜香さん推しなのでちゃむ呼びをよく聞いています)
普段の喋りを聞いているとすごく声の綺麗な方で、ふわふわーっと話すのですがお芝居となれば話は別。
いつも通り暴走するめいを見事に演じきられていました、めちゃくちゃすごい。
ほんとの大暴れ。
もちろん先ほどの曲振り、『月の温度』へのめいの想いを綴った淑やかなセリフも素敵でしたよ!

そしておみゆこと富田さん。
以前から存じあげていましたが本当に利発な方でバラエティパートではしっかり一杯1000円のココアを飲める権利をゲットされていました。
ヨルクラジオ聴いてないとそのネタわかんないよ、と思って笑ってました。
語り口は男性的で、ボーイッシュ。
…というにはもう少し複雑な事情のあるキウイを演じる姿を生で拝見出来てとても嬉しかったです。
本人もキウイと重なる部分、学ばせてもらった部分があるとおっしゃっていたので尚更です。
キウイが大きく躓く3話は非常に苦しみながらアフレコに臨んだという話も思い出しました。
10代の頃からしんどい役ばっかりやってる富田さんがしんどいって…。
キウイが締めるところを締めてくれるからJELEEは成り立つんだと改めて気付かされました、本当に素敵なお芝居を見せていただきました。

そして座長のみっくさん。
最もあの舞台を余裕持って楽しんでたなぁという印象です。
終始ニコニコされていて、それでいてコーナーやお芝居のパートになるとスイッチが入る。
役者の凄さの一端を見た気がしました。
渋谷アクアリウムの曲振りでは「匂わせとか言われてるんだよ!?」という皆が思っていたことを叫んでくれたり。
その後暗がりで抱き合ってしまう二人(2回目の報告)、おいおいあぶねーぞ!
まひかのだったら本番中だろうが花音が抱きついたまましばらく離れないんだろうなぁとか思ってました。
ちなみに曲振りの朗読の際にお三方がかけていた椅子は富田さんがゲーミングチェア、みっくさんが宮下公園の木のベンチ、島袋さんがピアノ椅子とキャラクターのイメージに沿ったものでした、芸コマ。
朗読劇パートでは実は身内にSなまひるが見られて満足です。
まひるは基本人に合わせて生きてるし、JELEEでもまとめ役である子なのですが、このメンバー相手なら無茶振りしても笑っていられるし、他のみんなもそれを受け入れてくれる良い関係性だと再確認。
でも僕みたいな高所恐怖症の人間を無理やりジェットコースターに乗せないでね!そこは大事です!

──────

本当、4時間くらい熱中していたような感覚だったのですが本当は2時間しか経っておらず終わりの時間が来てしまいました。
終わりの挨拶では上坂さんがヨルクラへの熱い想いに加え2回目やります!と言ってしまったり亜璃恵瑠と来たいと言ってくださったり、その熱はキャスト全体に及んでいるのだと再確認。
そしてまたりえりーさんが涙してしまう事件が発生、一度ティッシュを持ってきてもらっていたのですが再度投入することに。
ティッシュ箱持って挨拶するの面白すぎる。
「喋ったら終わっちゃうじゃないですか!」というコメントの通りそれほどまでにこのイベントに気持ち込めてくれていたのが伝わってきました。

そして最後は『1日は25時間。』のJELEE&みー子バージョン。
めちゃくちゃ嬉しかったのがみっく&りえりーコンビが席の近くまで来たのでペンライト振ったら手振ってくださったことです。
ありがとうってこっちのセリフすぎるー!
前の方の席になったの、本当に運が良かった。
JELEEの4人本当におきれいでかわいかったです。
あ、上坂さんは毛深かったです。
よし、レギュレーション遵守。

これは僕の勝手な解釈になってしまいます、すみません。
最終回を見た後、『1日は25時間。』はJELEEメンバーが進路が落ち着いてから作った新曲なのではないかなと思いました。
最終回でJELEEが歌唱していること、メンバーたちがまさにこの曲に繋がる話をしていることから推察しました。
もちろん公式がそう設定したわけではないのであくまで僕の考えですが。

そういう認識が(勝手に)あったため、ツルシマアンナさんバージョンとこちらのバージョン、どちらも披露されたのが嬉しかったです。
なんかもう嬉しかったしか言ってない。
嬉しかったから嬉しかったんですよ!
銀テみたいなんあるなら絶好のポジション…と入った時から思っていましたが残念ながらそれはなく。
代わりに大きな声で感謝を伝えていただきました。
今更ですけど声優さんたちが普通に喋っててもマイク通すと声が通る通る。
最初から最後までプロは凄いなと思ってましたね。

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とんでもないものを見せられたので帰りのことはあまり覚えてないです。
地元民、と言った通り僕は川崎の民なので帰るのはそんなに時間かからないですし、道もよく知ってます。
しかしどこかふわふわしながら歩いてました。
川崎の北口から入って電車に座ってようやく地に足がついたような、そんな感じです。
ライブやイベントの後っていつもこんな風になってますが。

とにかく、本当に本当に素敵なイベントでした。
主演であるみっくさんのコメント「オリジナル作品で、これだけお客さんが集まって、ここまで育ててもらった」というのがとても印象的です。
オリジナルアニメは難しい、そんな中ヨルクラは大きめの箱のカルッツをゆうに埋めるほど熱量持ったファンがついた。
僕はただの一ファンですが、売れてくれ…と願っていたのでファンで埋まった光景は胸いっぱいになるものでした。

これからも渋谷でのイベント、アパレルプロデュース、コラボカフェ、大洗アクアワールドとのコラボなど大忙しなJELEEですが、作品の人気がそれほどまでにあるということ。
1クールの放送が終了した後もこうして大々的な施策がある作品は案外多くないです。
その幸せを噛み締めて、応援を続けたいと思います。
11月までに大洗までの旅費を工面しないとなぁ…。

一人のオタク…あの場にいた人はどうやら皆TOらしいです。
まあ、そんななにかの書き殴ったなにかを読んでいただきありがとうございました。

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