【コピーライターによる食べ手の哲学100】6〜10
【哲学6】
きれいに食べる。
きれいに食べ尽くす。魚の骨に身など残さず、何なら可能な限り骨も食べてしまう。作り手と生命へのリスペクトを忘れない。
【哲学7】
スマホは見ない。
スマホは出さない。本も読まない。そんなものは他の時間にすればいい。
お店の什器、清潔さ、店員さんの働きっぷり、トイレへの気配り、他のお客様の様子、頼まなかったメニュー、空気感などなど、楽しめるものは山ほどある。
【哲学8】
開店直後に行く。
可能な限りお店の開店時間に伺う。新鮮な空気の中のファーストオーダーは、この上なく気持ちいい。店員さんともお近づきになりやすい。
【哲学9】
カウンターに座る。
可能な限りカウンターなど厨房に近い位置に陣取る。料理を進める様や音は、何よりの先味。食べるまでの期待感を最高に高めて臨む。
【哲学10】
五感で食べる。
五感をフルに研ぎ澄ませながらいただく。目で、鼻で、耳で、舌で、触感で、重層的に楽しむ。