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Joe Krown : Tribute
NOLAで活躍中のジョー・クラウンの4月に出た新作Tribute。
クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンのバンドで長いことピアノ弾いてたので、ブルース界隈にも知られているかも。そのバンドに入るため、90年代の初めからNOLA住みですが、ニューヨーク州生まれ。
ゲイトマウス・ブラウンが亡くなる前ぐらいから、ソロ活動を初め、自身のユニットを組んだりして、活発に活動しています。
ウォルター・ウルフマン・ワシントン、ラッセル・バティステ・ジュニアとのオルガン・トリオもカッコよかったけど、昨年暮れにワシントンが亡くなっちゃいました。
言うまでもなく、ニューオーリンズは鍵盤王国で19世紀のルイス・モロー・ゴットシャルク以来、ジェリー・ロール・モートン、チャンピオン・ジャック・デュプリー、プロフェッサー・ロングヘア、ジェームス・ブッカーとレジェンドがひしめいています。そしてアラン・トゥーサンにドクタージョン。
本作はNOLAの鍵盤レジェンド達へのトリビュートで、トゥーサンのAll of Itから始まります。これまた渋いところを衝いてきたなあ。一番知られていないトゥーサンのアルバムConnectedから。これはやられました。
そして2曲目はSuch a Night。いい並びだ~~
トゥーサンには思い入れがあるようで、With You in Mindに加えSouthern Nightsも。 Southern Nightsは、なんとグレン・キャンベル・バージョンを取り上げたジャズフェストでのトゥーサンのライブ演奏がベース。同じフレーズ弾いてるし。
8曲目のFeel So Badではウルフマン・ワシントンが参加してます。録音日時は不明だけど、彼のスワンソングかも。
クラウンは全編ピアノを弾き、要所要所でオルガンも。堅実なビートのベースのマーク・ブルックス、ドラムスのダグ・ベローテは今後要マークだな。