Duke Ellington : Far East Suite
今朝のウォーキングBGMはデューク・エリントン「極東組曲」。いろいろな名盤セレクションに入れられてるけど、エリントンの中では最もハードルの高い1枚。名盤と知り、ジャズ喫茶でリクエストを入れ、見事玉砕した高校生時代ww さっぱりわからんかった。
ちゃんと聞けるようになったのは30代、しみじみすげーなと思うようになったのは40代。
何がすごいって、あのようなコード進行でソロを取れるソリストたち。リハはやるにしろ、譜面配られてここはおまえのソロだから、と言われ、がっつり当て込むのはさすがです。
1964年に日本を訪れた印象をまとめた曲「Ad Lib on Nippon」が収録されています。
「極東組曲」自体は、前年に訪れた中近東をテーマにした曲が主で、日本に来る前にあらかた出来上がっていたようです。
「Ad Lib on Nippon」は4つの部分からなっており、11分を超えるそれ自体が1つの組曲のような構成となっています。
エリントン=ストレイホーンの場合、それぞれの部分にアルファベット4文字の仮称を付けて区別し、全体を仕上げた段階で改めてタイトルをつけています。
「Ad Lib on Nippon」では、1部の仮称はわかりませんが、2部「Igoo」、3部「Nagoya」、4部「Tokyo」となっていたようです。
記録によると、日本滞在中にインタビューとともにピアノソロが撮影されたとなっています。その曲が「Ad Lib on Nippon」の Part 3 であったので、この動画はその時のものだと思われます。
私の持っている Ellingtonia 第4版では、録画日時は6月となっており、7月1日の記録はありませんでした。
ちなみに、この時の日本での最後の記録は、7月3日のTBSでのスタジオ収録で、かつて販売されていましたが、現在youtubeにはないようです。
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