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子どもたちに商売体験を。〜子供アシスタント〜

今回、事業者主催の地域イベントを行うにあたり、1つ取り組んでみたかったことが、「地域の子供に商売体験ができる機会」を作ってみる事でした。

企画①(目的と対象者)

目的としては、「地域の事業者が集まるイベントにおいて、地域の子供たちに地域のお店の商品やサービスの販売提供を通して実際の商売を体験することで、商売の楽しさやお金の大切さを学んでいただく」とおきました。

まずはどんな年齢の子供に参加頂きたいか。今回は初回ということもあり、どのあたりの年代が興味を持つかわからなかったので、まずは間口を広げて募集してみようと、小3(親がついてなくても1人でできそう)から高3(地域の学生最高年次)までに設定。時間は飽きが来ないように、準備時間も含め、イベントスタート30分前の9時30分からお昼12時までの2時間30分で設定し、希望に応じ延長有りの枠組みで進めることに。

企画②(何が体験できるか)

当日子供たちが何が体験できるかということを検討するにあたり、「当日参加してくれる子供がすぐに対応できること」と同時に「当日協力して頂く事業所に過大な負担をかからないこと」を天秤にかけながら、まずは事業者さんに目的だけをお伝えし、当日子供にどんなことをしてもらうかはお任せすることで進めることに。

協力店舗の募集

いかんせん地域の事業所の協力がなければ、そもそも企画自体がなくなってしまうので、イベント出店ブース事業者に、子供を受け入れてもらえませんか、と案内し、協力店舗を募りました。ありがたいことに10名もの事業者さんが手を挙げてくれました。

参加者の募集

協力店舗の数が見えた上で参加者募集を始めようと思っていたら、準備に時間がかかってしまったので、取り急ぎSNSとチラシの掲示で2週間くらいで参加者募集を始めることに。まだ実績も何もない事業で、果たして参加申し込みしてくれるのかという中でしたが、関係者のSNSシェアのおかげもあり、結果的には、小学3~4年生の3人の子供さんから申込がありました。(今回は時間的にかなり余裕がありませんでしたが、今後継続してしていくには募集期間と募集方法もしっかり段取りしておく必要あり。)

準備(説明会~当日まで)

参加してくれる子供さんの希望業種を聞きながら、最終的に飲食2、物販1の3事業者に協力していただき、今回進めていくことに。当日までに一度参加者(親も同伴)・事業者で顔合わせする場を設け、そこで今回の目的や当日何をするかなどを打合せすることに。あまり事前に協力事業者とも打ち合わせする時間がなかったので、ほぼその場でお子さんに何を体験してもらうかをヒアリングしながら調整する感じに(ここは、今回協力して頂いた3店舗の方の理解と信頼関係があってこそでした。感謝)。またその中で物販(フラワー雑貨)の事業所さんからは今回せっかくなので、事前に販売するものを自分で作ってみる?という提案を頂き、実際に当日までに1日実際に子供さんがお店に行って、商品を作ってみるという体験をさせて頂けることになりました(感謝感謝)。

当日

当日は朝9時30分から各自出店ブースにいき、まずは10時の販売開始時間まで販売する商品の準備やブースの飾りつけの準備を。そして10時となり、いよいよ販売開始。飲食のように注文が入る度に対応する形態もあれば、物販などは自ら声かけして販売する形態もあり、各自様々なスタイルで商売体験をしてもらいました。イベント自体は15時までなので、一旦12時で終了したものの、ブースでの販売が楽しくて延長してお店にいてくれたお子さんもいらっしゃいました。体験終了後は、出店している全ての店舗の方にご協力いただき全てのブースで使える金券を作り、それをお渡しすることで、お子さんにはお店体験終了後も一日イベントを楽しんで頂ける内容にしました。

参加者からの感想

子どもさん(親御さんに聞きました)からは「またアシスタントしたい」「いっぱいお客さんが買ってくれた。自分が作ったものが全部売れた。」「楽しかった」などの感想を頂きました。また親御さんからは「親から離れて普段家庭や学校では経験できないことができた。」「働いて対価を得る体験を家庭以外できることがない。」「商品を自ら作って販売して売れる喜びを体感して、たくさんお客さんと触れ合えて、子どもが楽しんでいた。またそういう普段とは違う子供の姿も見て嬉しくなった。」などの声を頂きました。

最後に

今回は初の取り組みで、まだまだ内容自体が不確定な所もたくさんありながらのスタートでしたが、協力店舗ならびに参加して頂いたお子さんと親御さんの理解もあり、まずまずの形で終えることはできたと思います。ただまだまだ改善の余地はあるので、今後取り組む際には、協力店舗の方へ事前ヒアリング、またスケジュール自体に余裕を持たせ、さらにターゲットを決めて効果的な集客を考えながら、引き続き地域の子供たちへこのような体験ができる場を作っていき、商売の楽しさ、お金の大切さを少しでも体感してもらえればと思います。


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