キャンプ完走の仲田侑仁、持丸泰輝二軍降格、当然ながら斉藤優汰も…

広島は沖縄キャンプを2月26日、打ち上げた。総括のテレビ会見で新井貴浩監督は二軍調整中のドラフト1位ルーキー佐々木泰を3月1日からの楽天とのオープン戦(倉敷マスカットスタジアム)で起用することを明言した。

一方、二軍降格となる選手についてはテレビカメラの前では言及しなかった。

二軍降格となるのは野手では仲田侑仁、持丸泰輝。捕手の若手競争では実戦で柔軟かつパワフルな打撃をアピールした清水叶人にこの時点では軍配が上がった。

投手では右股関節に違和感などを抱えていたアドゥワ誠と遠藤淳志、そして斉藤優汰。

玉村昇悟とともに先発ローテ残り3枠を争っていたアドゥワ誠は2月18日の楽天戦(練習試合、コザしんきんスタジアム)で先発して2回を投げた玉村昇悟のあとを受けマウンドに上がったが1回1/3で途中KOされ6失点。翌日、沖縄県内の病院で診察を受け、右股関節の違和感などの症状が見られた。

ただひとりキャンプ期間中に二軍から呼ばれて”テスト”されていた遠藤淳志は実戦登板イマイチのまま2月24日の中日とのオープン戦(Agreスタジアム北谷)での最終チェックで1回5安打3失点とさっぱり、だった。

本来ならぬ軍キャンプレベルの斉藤優汰は語るに及ばず。昨年に続いて”松田元オーナー枠”で主力キャンプに”配属”され、黒田博樹球団アドバイザーらから、可能な限りの助言を受けたが、けっきょく何もかも未消化のまま2月23日の巨人とのオープン戦(沖縄セルラースタジアム那覇)で2回39球4安打1四球3暴投、1年前のこの時期と何ら変わる様子のないまま、また二軍のブルペンでフォームを作り直すことになった。

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