8月5日(マツダスタジアム)18時開始予定の巨人17回戦のみどころ
予告先発は広島が玉村(1勝0敗)、巨人が山崎伊織(8勝2敗)
昨夜も新井監督が我先に、とベンチを飛び出した。他球場ではそんなことはできない。マツダスタジアムは間違いなく新井カープにとって大きな武器になっている。
緒方監督最終年と佐々岡監督の3年間。マツダスタジアム暗黒の時代が去り、またリーグ3連覇当時の本拠地の姿に戻った。
「新井がいたから3連覇できたんです」の黒田博樹球団アドバイザーの言葉は紹介したが、監督になってもそれはいっしょ。
昨夜、新井監督は試合後「野間にかけた」とコメントした。そう言ってもらえる指揮官と、少し前のように掌底打を食らわす指揮官と、どっちが選手にとってやりやすいか?
極言すればそういう話になるだろう。
原さんは相当ショックなはずだ。
あそこで送らないの?と…
昨夜は横川の球数が1イニング15球、そのあとの継投4人は8・8・7・7球、ほぼ9割方勝てると踏んでいただろうに、野間のセンター返しによってアドバンテージが吹っ飛んだ。
余談になるが、山本浩二さんと黒田博樹球団アドバイザーは「どんだけ新井さんのこと好きなん?」というぐらい、解説ブースの中でお父さんオーラ、お兄さんオーラを発している。いろいろな意味で「どうなのよ?」という野村謙二郎さんとアドバイザーの組み合わせはもうやめた方が良くないか?
広島テレビ関係者のみなさんもそのあたりのことは気付いているはず…そうそう、本日の中継局はテレ朝・広島ホームテレビだが、前田智徳さんの話がブツブツと切れる迷解説?も何とか局の方で修正かけられないものか…
さて今夜は1勝しかしていない玉村と8勝2敗の山崎伊織の予告先発だからどう見ても不利だが、サヨナラ勝ちの追い風が吹く一塁側ベンチとマツダスタジアムで勝てない三塁側ベンチを考えると互角!
山崎伊織は投球回89と2/3で規程の95回に届いていないが防御率2・81。しかも6月は4試合で同1・88、7月も4試合で同1・91。さらに7月は4戦4勝だった。
右腕との対戦は6月25日と7月11日。
6月は5回2/37安打6三振無四球3失点、負け投手。マットの2ランと田中広輔の適時二塁打。
7月はリベンジされた。7回2/3、5安打2三振2四球で無失点。上本が2安打して気を吐いたがあとはチャンスらしいチャンスもほとんどなし、だった。
玉村は開幕ローテ入りを果たしながらいろいろ足りないものが出て、遠回りしてきた。今季6度目の先発だ。7回2失点以内、悪くても3失点上限でテンポよく投げたい。
巨人とは4月9日に対戦済み。今季最長の6回2/3を投げて7安打5三振無四球、堂々の1失点、その1点も初回、先頭オコエへの初球がレフトスタンドインしたものだった。
ずいぶん間が空いたから、ここは新たな気持ちで臨むしかない。昨季は2勝、キャリアハイは2021年の4勝。もう伸び悩んでいていい立場ではない。
新井カープには将来のチームを背負って立つ若手を育てるというテーマがついて回る。育てながら勝っているのは、今季の起用法を見れば一目瞭然。そんな中、森翔平がやっと名乗りをあげつつある段階にあり、きのうのウエスタン・リーグでは黒原も好投…先発左腕投手争いが高いレベルであるほどに、チームにとってはプラスになる。