9月21日(マツダスタジアム)14時開始予定の広島-巨人24回戦のみどころ

予告先発は広島がアドゥワ(6勝4敗)、巨人が横川(2勝1敗)

昨夜のゲームは不思議な感覚だった。初回、大瀬良が投げている後ろ姿を見ていて、まったく希望の持てない展開が垣間見えた。毎試合ごと、こうして勝手なことを綴っていると、流れ、というものが頭に浮かんでくる。データ重視の人工知能とは別の要素で予想する。例えば勝手に大瀬良の気持ちになってみたり、巨人ベンチに座ってる気持ちでいたりする。

9月に入って、カープベンチの居心地の悪そうな空気が気になっていた。マツダスタジアムで4連勝中の巨人を迎え昨夜は一塁ベンチの空気がいっそう重くなった。そりゃそうだろう。3週間で優勝ロードを譲っただけでなく、その背中も見えなくなった。プレーボール前、午後4時ごろシャイナーの契約や、田中広輔、松山の二軍落ちも明らかになった。要するに優勝は完全に諦めた、ということ。

きのうのきょう、で状況が変わるはずのなく、アドゥワが8月6日の東京ドーム133球3安打完封勝利の再現、ぐらいやってファンの気持ちを盛り上げないと、事態は好転しそうもない?

きょうもチケットは完売。幸い、予報は正午から午後6時までの降水確率が午前10時時点で60パーセントにアップした(早朝は50パーセントだった)し、広島市内はずっと曇り空なので“灼熱地獄”にはならないから、ファンにとってもカープナインにとっても、そこはありがたい。ただ午前10時現在の市内には湿気を含んだ雨を呼びそうな風が吹いている。

言うまでもないが、マツダスタジアムでの巨人戦は昨夜まで4勝4敗2分と互角だが、猛烈な逆襲をまともに受けている。

4月
19日 △0-0 九里
20日 〇6-2 〇森下
21日 △0-0 大瀬良

5月
17日 〇2-0 〇大瀬良
18日 〇4-3 〇九里
19日 〇9-3 〇アドゥワ

7月
9日 ●3-5 森下、●島内


9月
10日 ●1-6 ●森下
11日 ●2-9 アドゥワ、●栗林
12日 ●0-5 ●床田
20府 ●2-8 ●大瀬良

申し訳ないが9月の第1戦でも負け投手になった森下が“戦犯”ということになる。さらに一目見て分かるのは失点の多さ。前半は6戦8失点、後半は5戦33失点…ダメ過ぎる。

前回11日のアドゥワは強敵グリフィンと投げ合って6回67球2安打無四球の無失点で降板した。坂本、岡本和真にシングルを許しただけ。しかし九回の栗林が<悔いばかり>になった。きっかけは先頭の代打中山への四球。四球は恐ろしい。

3位の座を奪われたDeNAとはあと1試合しか残っていない。山本への死球で敵に塩を送ったため、敵地での最終戦も勝てないかもしれない。

マツダスタジアムではきょうを入れて残り7試合。例え全勝でも貯金は9で最多だった14にはもう遠く及ばない。

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