栗林良吏、右肘手術発表(10月17日)
カープ球団は10月17日、栗林良吏投手が16日に群馬県の病院で右肘の関節鏡視下骨棘(こっきょく=骨のトゲ)切除術を受けた、と発表した。来季の開幕には間に合う見込みである、と関係者は受け止めている。
新人の2021年から守護神を務めてきた栗林は同年、53試合に投げて負けは1試合だけ。防御率0・86の驚異的な数字で37セーブをマークして新人王になった。
2022年は48試合、2敗31S6Hで防御率1・49。
WBSメンバーからの離脱で出遅れた2023年は55試合、3勝7敗18S15Hで防御率2・92。
開幕前、コンディション万全でなかった今季は自己最多の60試合で6敗38セーブ12H、防御率1・92。
チームが失速する9月、11日の巨人戦(マツダスタジアム)で2点リードの九回、2安打4するとこの回、トータルで9失点…カープファンの一部はこうした失態に対して容赦ない罵声、誹謗中傷をネット上で浴びせたが、無理を推してマウンドに立ち続けた状況を知らなかったとはいえ、やはりその行為は猛省に値するだろう。
自分の中にだけ問題を抱えながら投げ続けて、その結果が右肘手術…果たして来季も60試合近く投げるようなタフさを維持できるだろうか?