カープダイアリー第8882話「田村俊介が60番の重たい殻を脱ぐ日」(2025年2月4日)
<日南キャンプ第1クール4日目>
練習メニューは練習半ドン!青空が広がり、天福球場では早々とロングティ&連続ティ開始。ブルペンでは前日、下半身の張りを訴え別調整した黒原拓未が全体練習に戻り45球を投げた。
同じく3日に左手を痛めた田村俊介は別メニューになった。走塁練習で本塁に滑り込んだ際、捕手のミットと左手が接触した。
「そんなに休んでいられないと思う」と田村俊介に関してコメントした新井貴浩監督だが、それも当然だろう。
カープファンも、あの日の指揮官の言葉の意味をそろそろ噛み締めているのではないか?
「もうすでに来季に向かう戦いは始まっています。あさってから若手の教育リーグが宮崎で始まります。秋季練習も始まります。秋季キャンプもあります」
「来シーズンは様々なことが変化する年になると思います。来シーズンだけではなくその先のカープのことを考えると変わっていかなければいけない、そう考えています。変わるということはそれとともに痛みも生じてくると思います。今年よりも来シーズンはさらに険しく厳しい道のりになると思います、覚悟と信念を持って強いチーム、強い選手を育てていきたいと思います」
2024年シーズン最終戦、10月5日、マツダスタジアムでの監督あいさつだ。
ファンは後日「打撃コーチも交代しないし、痛みって何?」などと「変化」や「痛み」を訝しむ声を上げていた。
正解は若手への切り替え!それこそが「痛み」を伴う「変化」だ。
事実、3日後に日南に入る二軍メンバー(東光寺組)には、野手組で言えば田中広輔を筆頭に、松山竜平、野間峻祥、上本崇司、それに大盛穂、羽月隆太郎、さらには曾澤翼が名を連ねている。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?