小林樹斗、前川誠太が育成契約で”復活”、中崎翔太-300万円でサイン(11月18日)
小林樹斗と前川誠太が育成契約となった。背番号は小林が129、前川は変わらず127。
小林樹斗は21歳。智弁和歌山高から2020年ドラフト4位で入団した。
2021年、ウエスタン・リーグ8試合に登板
2022年、同8試合に投げて4勝
2023年、同16試合で3勝3敗
その3シーズンで計25度も先発して完投2度。一軍では2021年にプロ初登板が初先発で3回1/3を投げて6失点、2022年にも一度だけ中継ぎ登板した。
その起用法から先発として育てたい、という球団側の思いが十分に伝わってくる。特に2022年には飛躍が期待されていたが、右肘を疲労骨折、翌23年にも同じ部位を骨折してチャンスを逃した。直近2年間は一軍登板ゼロで、今季の二軍成績は18試合で18回2/3を投げただけで先発はなし。先のフェニックス・リーグで再起を目指し投げている最中に戦力外を通告されていた。
2021年育成ドラフト2位の前川誠太も同じくフェニックス・リーグに参加していたが途中で出場しなくなり戦力外を告げられていた。ウエスタン・リーグでは1年目の22年が50試合で0本塁打、打率・198、23年が56試合で1本塁打、打率・185、今季は64試合で3本塁打、打率・277で出塁率・351もかなりのもの、だった。
また契約更改があり、4選手がサインした。(単位は万円、金額は推定)
中崎翔太 5200 -300
名原典彦 400 +50
辻大雅 350 +50
杉原望来 300 +50
中崎翔太はプロ14年目。24試合23イニングを投げて1勝1敗3ホールド、防御率1・96。昨季は35試合33イニングを投げて1勝0敗7ホールド、防御率2・73だった。
開幕一軍に名を連ねた今季だったが5月末には右肩の状態が思わしくないため抹消され、再び一軍のマウンドに立ったのは9月だった。