7月6日(マツダスタジアム)18時開始予定の阪神12回戦のみどころ
予告先発は広島が野村祐輔(0勝0敗)、阪神が村上(6勝3敗)
野球で守りについたら攻めるのはピッチャーだけ。それがボール、ボール…ではバックもしらける。かつての九里がそうだった。今はゾーンで勝負する。
そういう話でいくと昨夜の大竹はすごかった。初球からギリギリのところにストライクを投げてくる。球審岩下との相性もいいのか…
それならその初球を振っていけばいいようなものだが、わかっちゃいるけどできないこともある。
打者31人で初球ストライクが24人。そして振っていったのが5人。小園、曾澤、森下、代打の末包と堂林、田中広輔が初球セーフティバントというのもあった。
ベース上の球で勝負!真っすぐは140キロ未満…
それって野村祐輔もいっしょ。先週木曜日のDeNA戦(マツダスタジアム)で6回3安打無四球無失点。真っすぐの球速表示が一度だけ140キロを超えたが、打球の速度だった可能性がある。
前回は勝ち投手にはなれず、きょう329日ぶりの勝ち投手を目指す。しかも先発ひと筋204試合目の登板となる。
阪神はきょうもてごわい村上が先発。今季初対戦でどんな打線を組むか?
村上の防御率1・58は九里の1・73、床田の1・76との競争になっている。74回を投げて奪三振75、与四球7。三振はたくさん奪うが、四球は9回投げても1個以下という計算になる。被打率で見ても右が・161、左も・157。三振は右打者からの割合が高い。
真っすぐの割合が5割でカット、ツーシーム、フォークを投げ分ける。
5月9日夜のヤクルト戦で六回まで無失点に抑えて開幕からの連続イニング無失点記録を31に伸ばしてセ・リーグ記録に並んだ。七回に失点して記録は止まったが、一度つかんだ形は崩れない。
6月は3試合で23回を投げ1完投で防御率1・96。本人に言わせると左足が着地したタイミングでまだ胸がバッターに正対せず三塁側を向き、そこから下半身の力と上下の捻り戻しによって威力のある球が行くのだという。
大竹とはぜんぜん違うタイプの右腕をどう攻略するのか?さらにタイプの違う右腕同士の投げ合いがどんな展開になっていくのか?午前中からめちゃめちゃ暑いマツダスタジアムのマウンドに長く立っているのは25歳になったばかりの村上か、34歳になったばかりの野村祐輔か…