9月18日(バンテリンドームナゴヤ)14時開始予定の中日23回戦のみどころ
予告先発は広島が森翔平(4勝2敗)、中日が根尾(0勝0敗)
きのうは改めて“重石”の存在に目が行った。曾澤の話だ。試合後、新井監督は九里らへのリードを褒めていた。相手が完封負け23度の貧弱打線とはいえ、チーム対戦成績はやっと11勝10敗1分けでひとつ勝ち越し。手ごわい相手に競り勝った。
打つ方でも、だ。六回、死球を受けた曾澤は冷静に柳に向けて“大丈夫”のメッセージを送った。ともに逆洗錬磨だから、通じ合うものがあるのだろう。
それを考えると九回の田村俊介の左手死球は残念でならない。骨折しているか、していなくても挫傷で当分バットは握れない?
これで中村貴浩のスタメン起用の可能性がグンッと高まった。野間もハムストリングスなのでまたしばらく離脱だろう。上本はまだ二軍戦出場に至っていない。龍馬もしかり。外野のメンツを考えた場合、堂林やきのうナイス代打ヒットの末包にも結果を出し続けてもらうしかない。
マットとライアンが揃ってベンチスタートだったように、国産打線でつないでいく形が模索されている。
きょう中日の先発は根尾。ついに今季初登板!二軍での成績は…
23試合、0勝7敗、76回を投げて被安打55、被本塁打5、与四球45、与死球2、奪三振64、暴投8、防御率3・43
昨季、最終戦(10月2日)で3イニングを投げて以来の先発。この日は根尾の昨季唯一の先発でマツダスタジアムのマウンドに立ち1安打、1四球、3奪三振、無失点。
前日、このチャンネルで中日球団と岐阜の関係について触れたが根尾もまた岐阜県民期待の地元の星。右腕の活躍次第では岐阜県内の新聞部数は伸びるだろう。多くのものを背負ってマウンドに立つ2018年ドラフト1位。バットが打ち出の小づちと化した同期の小園との対戦にも注目が集まる。
根尾と投げ合う森翔平は先発10試合目になる。計47回で37奪三振、被本塁打7はいずれも右打者。8月以降の5試合は100球前に交代、と首脳陣の意図が見てとれる。
7月9日のバンテリンドームナゴヤで先発した時は5回5安打無四球で1失点の勝ち投手。五回、代打福田にソロを許した“だけ”だった。
前回9月1日のDeNA戦(マツダスタジアム)は6回3安打1四球。四回、牧に許したソロの1点に抑えた。
そのあと登録を抹消されて課題に取り組みきょうまた出番となった。黒原とふたり、おそらく首脳陣は今季、どちらかでも独り立ちしてもらいたいと期待を持って見守ってきたはずだ。大事なマウンドになる。