9月19日(神宮球場)18時開始予定のヤクルト-広島20回戦のみどころ

予告先発は広島が床田(11勝6敗)、ヤクルトが吉村(7勝8敗)

昨夜はヤフーレ5回3失点、九里5回1/3、5失点で痛い逆転負けとなった。3点リードしても勝てないようでは、どんな試合も勝てない?

そもそもカープが優勝を射程に捉えることができたのは、1-0、2-1などロースコアの僅少差ゲームで確実に勝ちを拾ってきたからだ。そこに8月になって得点力アップ、が加わった。それが今では得点力ダウン、投手陣は踏ん張れず…Wの悲劇…

ヤクルト打撃陣は個人成績がかかっているから必死で向かってくる。そんな中、村上やサンタナや長岡に打たれたら、向こうが乗るだけ。昨夜は青木に中前打されてイッキに形勢逆転となった。

長岡は145安打でトップの阪神近本は152安打。差はあるが射程距離だ。もしかしたら近本がケガをするかもしれない(決してそれを願っている訳ではない、たとえ話、だ)。

DeNA細川の144安打も光る。右打者だ。それらを追うのが142安打の秋山と140安打の小園。

8月の月間打率が・333だった秋山はここ5試合で10安打。確実に積み重ねている。数字だけじゃない。打球の方向、質、チームへの貢献度も兼ね備えている。

秋山の性格からして?タイトルは最後の最後まで狙いに行くだろう。打率も3位まで浮上した。バットマンの安打の多さがチームの勝利にもつながる。小園もついていきたい。

こうしたことを考えれば投手陣はサンタナや長岡に打たれてはいけない。もちろん村上にも…床田にはそのあたりのことも期待したい。

14試合2勝12敗の暗黒の9月の中で床田は2度投げいずれもチームは負けている。暗黒の入り口になった横浜スタジアムでの3連戦。森下とアドゥワで落としたあとの第3戦では6回4安打2失点だった。七回、八回に1点ずつ返して同点。まだいい時のチームの名残があったが延長十一回、小園の一打で勝ち越したのに、その裏、塹江と松本が打たれて押し出しサヨナラ…

思えばこの辺りでもういっぱい、いっぱいになりつつあった。

その一週間後の木曜日はマツダスタジアムで戸郷と投げ合い向こうは6回無失点、床田は5回76球4安打3失点、自責1で負け投手。三回に自らのエラーも重なり3点を許して勝負あり、となった。この試合で巨人の貯金が最多の15になった。巨人の優勝ロードを広げる結果となった。

こうしてあとから振り返れば好きなことが言えるが、しかしその時点では先のことなど誰にも分からない。分からないから秋山も小園も必死でヒットを打ちにいく。

吉村とは、古い話になるが4月23日の神宮球場で一度だけ対戦して7回5安打2失点で向こうに負けがついている。右打者との相性がいい秋山は2安打、小園は1安打。

この試合では床田も投げていて8回4安打無失点で堂々の勝ち投手。こういう展開が懐かしい、なんて言ってるようではぜんぜんダメ、CSなんて戦えない。みんなでいい時の展開にもっていかないと負けばかりが増える。

床田はこの日も含めてヤクルト相手に4戦3勝無敗、対戦防御率1・29。さあ、今夜もお願いしますよ…村上も長岡も対戦打率1割台に抑えているのだから…

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