契約更改、野間峻祥8000万円、森浦大輔6300万円でサイン(11月25日)
野間峻祥 8000 +1200
森浦大輔 6300 +2800
(単位は万円、金額は推定)
森浦大輔は3500万円から1・8倍増の6300万円でサインした。500万円ダウンした前年の分も取り返したかっこう。
数字的には2023年の13試合11回2/3、防御率6・17から53試合46回2/3、防御率2・51まで戻した。
1年目の2021年は54試合48回1/3、防御率3・17、2年目は51試合46回1/3、防御率3・30だった。
体重を約6キロ増やして2月、3月のキャンプ、オープン戦を通じて新たな投球スタイルを目指したことが奏功した。森浦大輔は右打者から三振を奪えるため、セットアッパーとして、また走者を背負った場面で重宝される。来季も同様の役回りが期待され、大幅アップはその“投資”だ。
野間峻祥は新井貴浩の配慮で規定打席ギリギリ443打席(113試合)に立った。
だが、チーム内で見ると…
小園海斗の143試合588打席
秋山翔吾の138試合587打席
菊池涼介の136試合497打席
矢野雅哉の137試合495打席
坂倉将吾の121試合462打席
…に見劣りする。
だいたい規程打席到達が4年目の2018年以来、6年ぶり2度目というのが“問題”だ。球団側が交渉の席で「500打席」をノルマに示したのも当然だろう。
新井貴浩監督は就任当初、リーグ優勝の喜びを共有した“戦友”に対して「1回ピリッと来たら100万円、2ピリッ200万、3ピリッ300万。 3ピリッで計600万円!」としていたが、故障連発でそんなギャクさえ聞かれなくなった。自分から指揮官に支払った方が良くないか?今季の106安打は昨季と一緒で、別に給料を上げる必要はないのでは?という声もある。
本来なら「ポスト龍馬」として150安打が最低到達目標だったはず。秋山翔吾の158安打、小園海斗の151安打に匹敵する積み重ねがあれば、貧打線も少しは上向いただろうに…
思ったように若手が伸びてこないから、出番をもらっただけ…左打ちの外野手では田村俊介と中村貴浩が来季、勝負を懸けてくる。新井貴浩監督の仏の顔も“2度まで”だろう…