まくら考察「フリを仕込む」
落語発表会まであと2日。今日は、まくらについて何を話そうか考えて稽古した。
まくらはショートにするつもりだけど、本編につながるフリを仕込んでおくほうがよさそうだなと、文華師匠の話を聴いて思った。
フリを仕込むといっても、現在では通じにくい言葉の意味をまくらのときに解説交じりであらかじめ話をしておくのである。
あらかじめ言っておくことで、本編でウケるかもしれない。言っておかないと確実にウケないので、言っておくのだ。
これって仕事でも同じだなと思った。通じないかもしれないが、あらかじめフリを伝えておくことで、本チャンで伝わるかもしれない。少しでも可能性があるのであれば、フリを入れておくべきだと思う。できれば角度を変えて何べんも。
落語の稽古をしていると、さまざまなことに気がつく。特に仕事面での気づきが多い。発表会を終えたら、仕事と落語の関連性について検証してみたいと考えている。演者として、噺の中身として、400年続く視点など書ける内容は盛りだくさんである。検証がたのしみだ。
というか、稽古せな。あと2日だ。
もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。