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おる氣で話す

稽古中に文華師匠がよく発せられる言葉。

「おる氣で話す」

ここに相手がおる氣で演じるという指導をよく耳にする。おる気で話すから聴き手には、そこにおるんやなというのが伝わって、情景が浮かんでくるのである。

話し手に氣が入ってないと、聴き手にはなにをしゃべられているのかがわからない。

なので、台本を覚えること(前提)上下(かみしも)をきちんと振ること(前提)仕草、目線をしっかりとること(前提)は、大事ではあるが、最も大事なのは、「おる氣でしゃべる」ことなのです。

あぁ、まずは前提をしっかりクリアしなければ、「おる氣」になれない。。

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いっきょう_木本 努@落語×人生キャリア開発
もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。