日常が仕入れ
リアライズ文華落語塾での稽古後の食事会がいつも楽しみである。
行くときと行かないときとがあるのだけども、発表会に向けた最後の稽古であったこともあり、今回は稽古後に食事にいった。
食事中の話題になるのは、やはり落語がメインである。ぼくは落語の話はもちろん好きだけども、文華師匠から聴く日常の話がとても好きだ。噺家さんは日常からおもしろいのだ。
ほんとは普通の人の日常と変わらないのかもしれない。おそらくそうだろう。けれどもぼくたちと決定的にちがうのは、噺家さんにとって日常も笑いの仕入れであるということだと思う。
普通なら流してしまうようなことでも、面白いことを見つけて面白味という味をつけて、話しをされるのだ。その日常は高座のまくらで披露される。仕入れたものを卸しているのだ。
ある意味職業病かもしれない。でも聞いている側からすると面白い。なんでもない日常なのに非日常の世界を観ているようになる。
文華師匠から聴いた具体的な話は機会をみて綴っていきたいと思う。いつも爆笑させられる。その状況や視点がほんとにおもしろいのだ。
仕入れた日常を聴くには高座にいくことが一番である。ということでチラシを貼っておきます。
もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。