【演者紹介】しり上がりに面白くなる噺
11月20日(日)に開催されるリアライズ文華落語塾発表会。
楽天家二五六さんの演じられる「犬の目」という噺。
この噺は、小さいボケがいっぱい詰まっているのだけども、ひとつひとつのボケは面白くない。
けれども、ボケ役のお医者さんの自信ある態度とボケの連打が積み重なって、少しずつ、おもしろくなっていくのですね。
というような解説を文華師匠がされていて、「はは~、なるほどぉ、そういう噺なんか~」ぼくは、唸っていた。
「犬の目」はぼくが落語を始めて最初に演じた噺でした。そのときは噺の構成を理解しておらず、10年経って、始めて理解できた。
しり上がりに面白くなってくる噺だから、調子はずっと高いまま続けておかないといけないんだなと、ようやくわかった気がする。その調子が聴き手のツボにはまってくるんだなと。
最初にウケないのは当然で、気にすることはなく、高い調子でテンポよく進めていければ、そのうち笑いがハマりだしていく。
そういう噺だったのかー、っと、楽天家二五六さんにつけている稽古をみてながら、自分もこの噺をもう一度やってみたいと思っていた。
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