論理展開と落語
論理展開とは、「なぜ、その結論が言えるのか」を示す、事実や前提の組み立てのこと。 聴き手に分かりやすく伝 えるために、「前後の関係」や「根拠」を示すことが必要とされている。
普段の会話の中で、前後の論理が飛躍したり、論点があちこちいって何を言っているのか、わからないことが多いように思う。話し手は一生懸命伝えようとするのだが、聴くのが耐えない飛躍がくると、理解するエネルギーが枯渇しイライラしてくる。
聴き手は何を言いたいのかわからずイラつき、話し手はなんでわからないんだとイラつく。あるあるの光景だと思う。特に家庭内において。。
落語は論理展開がしっかりしている。論理展開がきちんとしていないと、聴き手の聴く気を阻害してしまう。
文華師匠からは、お客さんの頭の上にハテナをつけさせてはならないと指導を受けている。想像することができないハテナを3回あげさせると、お客さんは耳を塞いでしまう。そうなると、もう二度と耳を開いてくれない。
論理展開はとても重要だ。落語の台本を読むだけでも論理展開の教材になる。実際には読むだけでなく、口に出して伝えるのであるからなおさら優れた教材といえるとぼくは考えてる。
なので落語を演じると、論理展開が自然と身体に沁みつくような気がしている。
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