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まくらの役割

落語におけるまくらの役割のひとつは演者そのもののことをお客さんに知ってもらうことだと思います。

自分はこういう人間なのだ、というのを本編に入る前に知ってもらう。そうするとお客さんとの距離がグッと近くなってくる。聴いていただく体勢になってもらうと、スッと本編に入りやすいのです。

このことは、仕事でも同様な考え方だと思います。実際初めて会ったかたには、いつも同じ内容の自己紹介をすることにしている。スムースに簡潔に印象に残ってもらいやすくするためです。

ワンパターンで覚えやすいですし、相手の反応をみて、印象に残ってなさそうなら、微調整します。ただ言っている内容は同じです。

自分がどういう人間かを知ってもらうという、まくらの役割を応用しています。

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いっきょう_木本 努@落語×人生キャリア開発
もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。