耐震性と対処性
地震国だから耐震性の有る建物に住むのは常識で、わざと耐震構造で無い家に住むと、後で後悔する羽目になる。
では地震国で無いから、耐震性は疎かでいいかと言うと、もしも地軸が変動したら、今まで地震国で無かった国や地域で、思わぬ大地震や大津波が襲来するのが、地球の大変革期、即ち古い地球から新しい地球への移行期なのです。
だからこの建物、この大都市、この海抜なら安心と高を括るのは危険です。
古い建物、古い価値体系、例えば株式市場とかドル紙幣に安心と安全を託して生きていると、予期せぬ瓦解に慌てふためく事になる。
何が起きても大丈夫な自分、クマムシのような、ゴキブリみたいな逞(たくま)しさを、持ちたいな。
詰まり、花粉が飛ぶから花粉症になりました。ウィルスが蔓延したから私も感染しました、食糧危機だから私も飢え死にしかけました。
それは在り来りな生き方をしているから、在り来りに影響を受けてしまう人なのです。
放射能を少々浴びたって、保存料を多少食べたってへっちゃらなタフな逞しい自分、あまり食べなくても平気な自分がへこたれない自分なのです。
タワマンに住む人々は、二階建て以上には住まない人たちより、リスクマネジメント面で劣っている欠陥人間と言えます。
ビィーガンの人が栄養失調に成っても、誰も驚きません。
軍事費に国家予算を費やす国々が滅びて行くのは、自然の摂理と言えます。
詰まり、何処が瓦解し崩落していくのか?
脆弱な処から崩壊するのです。地震に弱く、津波に弱く、価値の維持が難しいから崩落するのです。
花粉に弱く、ガン細胞に殺られやすく、脳梗塞に成り易い血管だから、健康の維持が難しい。
有りと汎ゆる方向からの攻撃に大丈夫な自分とは、難攻不落のミサイル防衛システムでは無くて、身体の丈夫さだったりします。
だから皆んなが食中毒になる弁当を食べて、自分だけ当たらない人って尊敬に値します。
原爆投下の爆心地に居ても、助かる人は助かる。石に躓(つまず)いただけで、打ち所悪く死んだりもする。
詰まり、「何が起ころうとも私は大丈夫な人間なのです。」
即ち、自分とは、ゴキブリとかクマムシとか、超越的な生命力の持ち主なのです。
2024年は、天変地異や自然災害や未知のウィルスや宇宙人にも、免疫力を付けて、へっちゃらな自分で在りたい。
弱いちっぽけな自分が強く逞しく成って行く、それが成長のストーリーなのです。
へこたれない自分とは何か?
核弾頭の保有数を競い、保有資産の多さを競い、核シェルターの充実ぶりを競い、GDPの規模を競い合う。
幸福度を競い合い、先進国か否かを競い合う。
競い合ったら幸せに成れるのか?
寧ろ競い合うから、ますます不幸と不安が、蔓延して来る。
何が起きても、安心安全な自分、それが超越的な結界の中に安住する自分なのです。