信念は変えられる
第一章 「酒は百薬の長」
酒は百薬の長とか言って酔いつぶれる人たちがいる。エタノールが酒を酒たらしめている。アルコール発酵で生じるアルコールはエタノールである。そして酸化によってアセトアルデヒドに変化する。そしてこのアセトアルデヒドが酒臭さの原因である。
アセトアルデヒドは勿論アルデヒドの一種です。日本人はアセトアルデヒドを分解する酵素アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼが少ない。酔っ払うとは脳細胞の麻痺である。アルコールは胃から20%、小腸で80%が吸収され肝臓内酵素で分解されアセトアルデヒドになり、それから酢酸になり、最後は水と二酸化炭素に分解される。飲酒と建築材の両方からアセトアルデヒドを摂取する日本人は、そのアセトアルデヒドがDNAやタンパク質と結合して疾病になりやすい。アセトアルデヒドには発がん性がある。つまり酒もタバコ臭もシックハウスもこのアセトアルデヒドという発がん性物質を含んでいる。
だから酒とタバコは控えて下さい。だが解っちゃいるけど止められない。止められない、止まらないのが人間ってもんです。酒飲みから酒を取り上げたら、生き甲斐を失い生きてる意味が無いと言い始める。
酒飲みに潜む信念とは何だろうか?それは恐らく「酩酊イコール幸せ」と言った等式なのかもしれない。
酔っ払うことで得られるいい気分よりも、健康の方を重視し始めれば、酒量は自ずから減少していくはずなのだが・・・。
第二章 「信念とは」
信念とは自分の思い込みです。それは日々強化され強固になっていくか、それとも揺らいできて疑わしくなるかの何れかしかない。例えば、今日はツイてないなあと思ったとします。それが続くと「自分はツイてない人間なのかも」と信念が形成されていきます。そのうちに自分の中に「自己否定感」が岩盤化してしまいます。こうなると何かに挑戦していくマインドは失せ、挑戦を回避していく自分が形作られてしまう。
現実とは自分の信念の現象化に他なりません。だから、自分の内に潜む信念を知るには、現実から辿って行けば良い。自分が今体験している現実に対し、何を思い何を感じたのか?其処で感じた思いと感情が自分の懐き続ける信念なのです。
例えば、ケーキ屋さんの前を通り掛かり美味しそうなケーキが目に止まった。だが今月はピンチなのだと直ぐに気づきケーキは諦めた。これを状況分析して見ましょう。今月ピンチになるには少ない収入と支出の多さが要因だが、そうなる前提として自分の内部に金欠意識が存在している必要がある。自分の意識の根底に金欠感、不足感が潜んでいるからこそ、それが表面化して来て、それを人々は現実と呼んでいる訳です。そしてその現実を観て、ああ今月ピンチなんだと感じ取れたのです。
つまり、自分の中の金欠意識すなわち「お金イコール足りない」と言う等式を具現化させたものが、「貴方にとっての現実」なのです。
第三章 「信念は変えられる」
自分の中に有る不足感や欠乏感或いは金欠感を書き換えれば、現実はそれに応じてガラリと変わります。信念を変えられ無いのは、その信念こそが自分そのものと信じ込み、その信念にしがみつき離さないからです。
別の言い方をすると、「信念は変えられ無い」と信じ込む人が多いんです。頭が固いと言うか、こう信じ込むのが私の個性と信じ込んでいます。
そうじゃ無くて、単なる思い込みなんだから、不具合を発見したら直ぐに取り替えれば良い。頑固さや頑迷さはこの際必要有りません。しがみつくに値しません。だから手放す。手放して新しいのと取り換えたら、貴方の人生はより快適になるのです。
例えば「自分には価値が無い」と信じるから、それに見合った現実を体験してしまいます。自分の無価値観と言う信念がそうした現実を引き寄せた訳です。
第四章 「その人にとっての現実」
今現在、病に苦しんでいる人が居ます。銃弾が身体にめり込んだ人がいます。金欠で自己破産した人がいます。それをその人は何故体験しなければならないのでしょうか?偶然運悪く被弾したのだと貴方は思いますか?それとも被弾することを自分が「許可」したから被弾したのでしょうか?
現実と言うのは元来「無色透明」です。そこに自分色と言う色眼鏡を掛けて現実は現にこうなんですと声を荒らげたりします。現実がそうなのでは無くて、貴方の頑迷な信念体系がそうだから現実がそうなっているんです。
健康や若さや金銭的豊かさや成功感や失敗感、挫折感や自己否定感、罪悪感や不安感や不足感、これらの総体が自分の信念体系の全体で、その信念体系を現象化させたものが、貴方の現実世界なのです。
だから、自分は今この状況から何を思い何を感じ、何を体験しているのか?嬉しいのか悲しいのか、不満なのか満足なのか?望まない現実と感じたのであれば、信念を「差し換える」必要が有ります。それとも我慢したり奮闘努力しますか?貴方は自分の人生を安楽に快適に生きたいと望みますか?だとしたら自分の中の信念をその都度微調整しながら最適化して行けば良い。
「少年老い易く学成り難し」、そう信じて疑わないから人は必ず歳を取る。皆がそんなの嘘だと一笑に付すなら、「老いない現実」も創造され始めます。「時間は存在する」と信じるから歳を取るのかもしれません。「時間は存在しない」と信念を書き換えれば、不老不死も視野に入って来ます。
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