聖者とミニマリスト
聖者は家財道具を持たない。ベーダか何かに「物欲を捨てよ」と書いてあったので、それを守って生きている。この世に78億の人間が居て、物欲の多少は個人差が激しい。聖者は無理っぽいから、ビジネス聖者でいくわと言う人もいるだろう。ミニマリストのルールは、各自自分で決めていいから気が楽である。自分にとって、これは絶対に必要だと言える物は、これとこれ、それをはっきりさせる為に一度ミニマリストになって見るのも悪くない。戒律を増やす程、厳守は難しくなる。それで、僧侶だからお酒は禁止だが、お湯ならオーケー、それでお酒を般若湯と呼ぶ。神はモーゼに十戒を授けたが、人間は10個もあると絶対に守れない。守れないから地獄に行って、より厳しい修行を強いられる。だから物欲は駄目だけど、ちょっとだけならオーケーと何処かでガス抜きが必要になる。80%ヴィーガンみたいな考え方でいく。ホームレスなのに、家財道具を引っ張って歩く人もいる。鍋くらい欲しいとか、冬はユニクロのセーターが欲しいとか、段々物欲が増してくる。本当の緊急事には、着の身着のまま逃げ出すしかない。預金通帳を取りに戻ると、焼け死んだりする。土地やマンションは持って逃げる訳にいかない。パジャマや裸足で避難所に行くと、後で大変である。必要最低限の物とは何か。自分に管理やケアが可能な空間、部屋、家、庭。管理しきれないから、家畜の盗難や鳥インフルエンザが発生する。