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生きても死んでも

生きても死んでも、あの世があっても無くても、結局は自分の今此処の状態性だけが重要である。今悪い事がしたい、今大食がしたい。この今此処の状態性を境地と言ったりする。これを理屈で分析していくと、金欲しさに人を殺すのは良くない、自業自得の宇宙の法則に基づいて、恐らく地獄に堕ちるだろうといった論法に成っていく。本当は自業の後に自得するといったタイムラグなど無い。すべて今此処で同時に起きているが、人間の三次元的頭では、悪事を働いた後に、その報いとして罰がやって来るし、今生の後に地獄という来世が待っている。本当は今既に報いは受け取っている。だから生きても死んでも同じ事、あの世が有っても無くても同じ事なのである。無神論者は今既にその報いとして無神論者なのである。タイムラグ無しにすべては既に今此処に有る。今を生み出すのが、今此処の自分の状態性でなのである。

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