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あなたの知らない宇宙

人間の肉眼に見える光は、380nm-780nm(ナノメートル)である。つまり放射線も紫外線も携帯の電波も、あなたの目には見えない。もちろん霊も宇宙人も、あなたの目には視(み)えない。耳に聴こえる可聴域は20hzから20khzだから、その外に有る音は聴き取れない。超音波も当然聴こえない。エイリアンや宇宙人は、あなたの目と耳の外で活動している。棲(す)み分けである。人類は、直ぐに攻撃して来るし、侵略して来るので、煩(わずら)わしいからだ。人間は、光の三原色で世界を見るが、ムクドリは四原色で見ている。網膜の視細胞が、タンパク質を反応させるから可視可能で、タンパク質が反応しないと何も見なかった事になる。コウモリは、喉(のど)から超音波を発し、反射してきた超音波で、壁との距離を測る。これも人間には出来ない。人間とは、限られた存在領域に閉じ込められた囚人と言えるだろう。さて、高次元生命体はどっち方面から面会に来るのだろうか。彼らは電磁気なのか電気なのか、それとも電波なのか。脱石油脱炭素の無電力社会は、新たな電磁波を発見させてくれるだろうか。未知との遭遇に、たじろいでもしょうがない。平行宇宙に、地球や火星は幾(いく)つ有るのだろうか。目と耳の認識領域を広げたら、知らない宇宙が顔を出す。人類は、進化可能なはずである。

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