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人生は苦なのか?

人生は、苦である。そう定義してしまうとただ苦しいだけになる。苦じゃしょうがない、苦しむだけ苦しんで死んでいくしかない。そこで、人生は安楽で、楽ちんである、と定義し直してみる。だが安楽なのはどうも人生じゃ無くて、神生の気がして来る。つまり、天国の住人だから、安楽なのである。地上の喧騒世界は安楽とは言い難い。やはり、地上界は、天国と地獄、どちらにより近いかと言うと、地獄に近いのだろう。それを十分承知した上で、ではどれだけ地獄的なこの世を、天国的なこの世に変えて生きうるかという話になって来る。普通に生きてしまうと、この世は生き地獄に成りがちである。天から遠く、神からも遠いからである。この世はハッピーでパラダイスと言っても、それは一過性で一時的でしかない。歓びは、束ノ間(つかのま)である。だから天に住む必要がある。地獄に居てもしょうが無い。光の方へ、快と安楽の方へ向かわないといけない。


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