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世界とは何か?

この世界は、時間と空間で出来ている。時間と空間が、あたかも対等みたいに受け取られている。だがあの世を含めた全並行世界ということになると、世界とは空間であって、時間ではない。つまり世界の本質は空間であって、そこに時間を付け足したのが、この三次元世界ということになる。世界の本質が空間だとして、ではその空間とは一体何なのか。宇宙だって空間だし、原子や分子にしても空間である。空間とはスペースとか空白、場と呼んだりもする。そこに存在し、行動したい生き物とか霊魂がいる。この時、姿や形を自分とみなすのが普通だが、場の全体を含めて、自分と呼んでもいいのである。ただこの空間全体が私ですとは言わず、空間内にある姿形を私と表現してしまう。そこで生き物たちは自分が空間であることをすっかり忘れて、自分は身体である、肉体であると言い始める。これが人間の顚末(てんまつ)である。宇宙の迷子である。だから覚醒プロセスとは、この逆の道をたどり、私は肉体ではなく、世界であり、宇宙であり、空間であると一見わけの分からないことを言い始める。そして世間は、彼を気違い扱いする。どっちが頭おかしいかである。人類の方が頭がおかしい。でもこれは内緒にしておこう。いずれ気がつくからだ。恐らく百憶年以内に。気長に待ちましょう。今「自分とは場である」と言っても、何だそれと白い目で見られる。

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