「悲しき事のみ多かりき」の理由
人間は喜怒哀楽する生き物です。
願いが叶うと喜び、叶わないと悲しい。
と言う事は、叶わない事を多くすれば、悲しみをより多く経験出来ます。
そして叶わない自分である為に、自分は無力なちっぽけな存在と定義しておく必要があります。
こうして人間の悲しみのメカニズムは完成した理由です。
悲しみを体験できるから、悲劇のヒロインにも成り得ます。
さて、悲しみの対極には、喜びが有ります。望みが叶うから嬉しい。叶うには、自分に叶うだけの運、叶えるだけの力が必要と成ります。
つまり、自分は無力で無能で無気力ですと、自分を定義していたら、願いや望みは叶いません。
この悲しみと喜びのメカニズムに人間万人が気づき、学校でもきちんと教えられるのが、高次元社会と言う事に成ります。
「人生は悲しき事のみ多かりき」
だから文学が産まれ得たし、悲劇のヒロインも誕生できた。
「人間だもの、しょうが無い」と言う言い訳も多用されました。
それは「悲しみのメカニズム」に無知である事を前提にしています。
喜びや悲しみと言った感情のメカニズム、その構造に熟知していくことが、意識の成長進化とも言えます。
それが詰まりは、自分自身を知っていくと言う事です。
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