死ぬとどうなるの?
人は虐められたら、死にたくなる。生きることが苦しいから、死を選ぶ。死んだ後の方が、今より100倍苦しいと知っていたら死んだりはしないだろう。さて、死んだら人はどうなるのか。死んだら死体になる。死体は腐ってきて腐乱死体になる。いわゆる屍(しかばね)である。肉体が腐り果て、土に還ったら、残るのは、白骨死体だけである。骸骨の癖に喋ったりする、なんて事はない。白雪姫も美魔女も、腐乱死体から白骨死体へと、様変わりして生前の面影は無い。肉体が無いと、意識や魂が戻る場所が無いから、死体に防腐処理を施し、ミイラにして保存しておく。だがミイラの白雪姫は美貌の点で、見劣りする。やはり新しく生まれ変わり、新鮮ピチピチの肉体を手に入れた方が得策と言えよう。死体は、保存しなくていいんです。さて死体は何故腐敗するのか。土に還る為である。土より来たりて、土に還る。生命って奴は、所詮円運動であり、原子だって周囲を電子が公転してくれるお陰で、原子足りうる。だから、死体を冷凍保存しなくて良いんだよ。「死」の正しい意味と理由を知ることが、知性の進化である。肉体は単に遺伝子の設計通りにタンパク質やカルシウムを組み立てた代物に過ぎない。愛が無いと死体を蹴飛ばしてしまう。それで、人間の愛の分量は少な目だから、敵を焼き殺して祝盃を上げる。だから天に住めず、地を這い回り一生が終わる。地上と地獄を無限往来するのが、人間と言う名の低級霊たちである。78億の人間は、大半大多数が人間失格である。お目出度う御座います、来世は地獄の一丁目だそうで、二丁目がよかった?ところで、土より来たりて土に還る。土より来なかった成分はと言うと、天に還る。天から来てない人には関係ないけど。これを意識とか、精神あるいは霊魂とか生命エネルギー、生気の「気」と呼んだりするが、唯物論者や無神論者には無縁の代物である。彼らには、霊魂すら与えられないのだろうか。