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戒(いまし)めを守れないから

戒めを守れないから、人間界や魔界や地獄界に居る。「汝殺すなかれ」と言われたって、生物界の生存競争って殺し合いだから、守れる筈がない。守れないから人間をやっている。つまり、戒めって「ルール」な訳です。天国のルールを守れる者だけが天に住み、そのルールを守れないから、悪魔や悪霊や人間をやらされている。だから人間は人間界で「殺生」を積み重ねてもオーケーです。人間じゃ嫌だ天に住みたいと言う変人奇人だけが「殺生戒」を守って天界に移住する。人間は人間や動物植物を殺しても、国に命じられたら戦場で人を殺してもオーケーだし、牛や豚を丸焼きにして食ってもオーケーです。人間は、分類上「悪魔悪霊属」だからである。悪魔属から天使属への過渡期もしくは移行期間として今人間存在をやっている。だからアニメのヒーローなんか平気で「敵を殺しても良い」、なぜなら天使属じゃ無いから。生存競争やサバイバルゲームとして「殺生」は正当化され、狩りは貴族の趣味と見做される。敵を殺しまくった将軍は勲章を貰える。誰も天に移住したいなんて想わないもの。天に住めないから、人間は地を這いずり回っている。この点で、蟻と人間は同類である。「翼をもがれた天使」とは、天から地に堕ちた人間や宇宙人の事です。恥ずべき者たちです。


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