「やられたら、やり返せ。」
北朝鮮は年明け早々、200発の海岸砲を発射した。
「倍返しじゃー!」
「右の頬をを打たれたら左の頬を····。」
「イエスは引っ込んでろ!」
「これは北朝鮮の挑発なんだ。」
「挑発に屈したら、我が国は終わるぞ!」
国家の存立と存亡とは一体何なのか?
韓国や北朝鮮の「国家の存続」は危うい。それは民族としての求心力が左程強くないからです。
国家を統制する概念として、「神仙思想」や「朱子学」或いは「恨の文化」では、余りに脆弱だからです。
と言って、仏教やキリスト教で朝鮮民族を纏(まと)め上げるのも実際上不可能でしょう。
また「反日や反米で民族全体を纏め上げる事も実際には無理なんです。」
と言ってチャイナに吸収合併されたら、朝鮮民族は幸せに成れますか?そんな訳無い。
だから韓国も北朝鮮も「分裂は不可避なのです。」
それは悲しい事をでは無くて、より自然に有るべき形に落ち着く、と言う一種の幸せの一形態なのです。
国家が存立し続ける事の不幸と、国家が消滅する事の安堵を秤にかけたら、国家の存続の方がより不幸と考えられるからです。