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遠ざかる月

今現在、月は地球から38万キロ離れて公転している。その距離は一定のはずだが、実はそうでは無い。月は年に平均3.8センチずつ地球から遠ざかっている。引力が働いたら近づくはずと思いきや、実際は遠ざかっている。引力が働くから遠ざかる。地球の自転が、月の公転より速い為である。地球に海があり、月の引力で膨らみ満潮になる。この膨らみが自転すると、月がそれに引っ張られて公転速度を上げ、地球の自転速度は逆に遅くなる。こうして月の公転軌道は外側に振れ、これは地球の自転と月の公転が一致するまで続く。月は地球から遠ざかるので、見た目として小さくなっていく。もちろん月に巨大隕石が衝突したらまた軌道も変わりうる。月との距離は、今がべストの気もするがどうなのか。

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