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退化の途上で悪を為せ

存在する全ての霊魂には、「堕落の自由」と「消滅の自由」が与えられている。「後は野となれ山となれ」、そういう考えの人って居るんです。先の事を考えない。一方、明日の事を思い煩うな、これも真実である。進化と退化は、同時並行的に起こっている。天から地上に落ち、さらに地上から地獄へと転落していく転落霊魂というのもある。それがいけないと言うのではない。堕落の自由は万霊に保証されている。不倫は文化だし、詐欺は芸術だ、そう信じる人も居る。堕天使に堕落の理由は聞かないで良い。宇宙は自業自得論で出来ている。電子は何時だって、その公転軌道を修正できる。絶滅危惧種は、絶滅して終わりじゃ無い。知性やテクノロジーがあれば、何時だってやり直せる。つまり全ての霊魂は、終わり無き旅をしている。自ら終わらせない限り、生命はエンドレスなのである。全ての霊魂には、意識が割り当てられている。意識は何に宿っても良い。人間、動物、木々や岩石、空の雲や電子や素粒子に宿ってもいい。人間は今三次元空間に生きている。死んだらどうなるの?また地上に生まれるか、あの世に住むか、どっちかしかない。五次元だ六次元だというのは、単に「あの世」を細分化しただけで、意識レベルでの単なる「棲み分け」に過ぎない。だから来生とは、この世にするか、あの世にするか、二つに一つしかない。どっちにしろ、自分は自分、この意識は、死んでも生きていても、継続する。だから、生きても死んでも同じ事なのである。生命は永劫に回帰する。転生を繰り返しながら、進化と退化を繰り返す。悪事が成立しうるには、必ずその被害者や犠牲者が必要となる。つまり被害者も犠牲者も居なくなったら、悪事は為しようが無い。全ての霊魂は自身の内で、進化と退化の綱引きをしている。天から堕ちた者の話を聞くな。悪事の被害者に成るな。堕ちたい者は、自ら堕ちていく。悠久の旅路は、宇宙の星雲を巻き込む。滅亡したい者は、決して悪事を止める事はない。相手になるから、被害者になる。


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