バシャールとエイブラハム6 「物理学から霊理学へ」
第一章 「現代科学の宇宙観」
現代科学や宇宙物理学は、「意識」とか「霊魂、霊界」を認めてはいません。そしてその宇宙観は、「生命」や「愛」の存在を全く考慮していません。それでは殺伐とした宇宙空間でしか有りません。言い換えれば、「愛の欠落」を前提とした「非常につまらない宇宙」です。人間は「死んだら無に帰す」、そんな世界観や宇宙観で満足できるのは、その人自身に愛が欠落している証拠です。そんな宇宙ならそもそも要りません。そんなつまらない宇宙は存在するに値しません。
バシャールやエイブラハムの宇宙観や世界観には「愛」や「喜び」が大前提にされている故に、傾聴に値します。
宇宙人や高次元存在と「自称」する者たちは、各々がその未熟で不完全な自身の宇宙観を披露して見せる。だが、彼らの中途半端な宇宙観では如何にもしっくり来ない。高次元と言いつつどことなく幼稚です。
バシャールやエイブラハムには確かに「知性」が感じられ、「信用するに値する」数少ない存在たちと言って良いでしょう。
さて、人間は肉体だったり物質だったりする一方で、「意識」であり、「エネルギー」であり、「波動」です。
意識には自分が「生きている」と言う自覚があります。これは、動物にも植物にも有ります。もっと言えば鉱物にも意識は有ります。こうした「アニミズム的な」世界観を排した所で「現代の科学」は発達してきた。そうしないと魔術や秘術とごっちゃになって訳が分からなくなってしまう。其の上で、素粒子やクォークや量子物理学に突入出来たらそれでいい。
人類が今後「知性とテクノロジーだけ」を発達させ、「愛の欠落」や「感受性の欠如」に気づかないでいると、その人類は必ず行き詰まり滅亡します。
だから、バランスの取れた宇宙観や世界観が不可欠なのです。宇宙戦争に明け暮れるような未来は要りません。知性と感受性がバランスを欠くとそうした未来になってしまいます。
逆に言うと、「愛や思いやり」の欠落した現代科学の宇宙観は「とてもつまらない宇宙」と言えます。存在しても構わないが、存在するに値する宇宙とも言い難い。
第ニ章 「愛と命の宇宙」
宇宙は意識であり、波動であり、生命エネルギーである故に、人間にも動植物にも「いのち」が有る訳です。そして人間の意識自体も「生命エネルギー」である故に、「不老不死」なんです。
人間は上から目線だったり、下から目線だったりする。他人をディスってみたり、リスペクトしたりと忙しい。
高次元存在も人間も同じ生命エネルギーと言う点で全く平等です。人間は誰しも「無限の豊かさ」を享受する資格があり、宇宙に愛されない人間は存在しません。その意味で、この宇宙は実に良く出来ていると言えるでしょう。