倫理感担当 ※全文無料記事【26枚目】
AIにキャラを学習させ、描かせたものを販売する行為がなんで見逃されているのだ。という話です。
数十年前まで、AIの居場所は我々の空想の中にしかなくて、数ある映画や小説の中で活躍していました。
いつしかAIに人類は滅ぼされるといった類の話は誰しもが一度は聞き、怯え、空想という盾に守られて一安心していたのも束の間、
それから数年たって、徐々にAIは現実の世界に足を踏み入れ、今や人類と共存という位置にまで食い込んできました。
人が想像できるものは必ず創造できるというのが割と現実味を帯びてきています。
AIという技術の発展に救われた大企業も少なくなく、つまり人間の生活、命が救われたのです。AI397。
あ、どうもいっくんです。
遊び紙の束26枚目は、注意喚起と反面教師。
AIはArtificial Intelligence(人工知能)の頭文字を取っていて、決してApple Intelligenceの略ではありません。
アップルが導入しているように、残るGAFAMのGoogle、Facebook、Amazon、Microsoftたちももちろん導入。
僕が働く企業でも少しづつ使い始めています。
「使うと便利だよね」から「これないと生活できないよね」までは刹那的に訪れると思います。スマホもそうでした。
その前兆として、頭のいい人しか使えないものではなく誰でも手軽にAIを使うことができていますよね。
絵、音楽などのアート界隈を筆頭に、いたるところに活用。
AIアートという言葉まで生まれています。
もう綺麗な絵、素敵な音楽は、だれでも作ることができてしまって、アートそのものの価値より誰が作ったのかという部分にしか価値がなくなってしまいました。
僕が活動の拠点にしているYoutubeでもAIがのびのび生きています。
音声や使用素材すべてAIだけで制作している動画も数多く存在します。
この点に関しては、ある技術は使って当然。うまく活用して活動の幅を広げるべき。
便利ですよ。AI。
しかしAIにも欠点はあって。
知能は抜群に高いAIですが、まだまだ感情や倫理感を持つことは難しいとのこと。
採用試験にAIを活用してみたところ、差別的な考えととれるような判断が下される事例が多くあったようです。
なので、AIとの付き合い方の正解ともいえるのは、
「知能の高いAIを使いながら倫理感を人間が補うこと」
車は便利ですが、猛スピードで走り回ったらいけません。
電話は便利ですが、人を騙すのに使ってはいけません。
作り上げられた技術に対して、人の倫理感や道徳に沿って決められたルールはたくさんありますよね。
今現在、AIに関してのルールはほぼなく、良くも悪くも好きなように誰でも使えます。(サービスによって規定は出始めた)
だから今こそ一番気をけないといけない時期です。
AIを使って人権を損害するような画像や動画が出回るようになりました。
ひどいもんです。
ただ、個人的に一番倫理感が欠けているなとおもうのは
「すでにあるIPをAIに学習させること」です。
AIというのは知能を蓄えていきます。人類が学習させています。
こういうのが草だよとか。水彩画ってこういうことをいうんだよというように世界中の人々がいろんなことを学習させてなんでも描けるようにめっちゃ頭よくなっているってイメージしてください。
そこに、IP(知的財産)。
すでにあるアニメや漫画のキャラクターなどを学習させてしまうと、もちろんAIはどんどんそのキャラクターを描けるようになってしまいます。
これってその作品の作者からしたらどうでしょう。
どこの誰でもそのキャラにいろんなことをさせることができてしまう。
悲しくないですか。せっかくその人が生み出したオリジナルなのに。
歪な顔してそこか違和感があるピカチューやドラえもんやミッキー。みたことありますよね。
その画像を拡散したり、Youtubeなどの素材に使ったり、ひどいとこだと、その画像を印刷したものに値段つけて売ったりしてる。←これはまじで度肝抜けれた。頭おかしいんかと思った。
この状況が非常に悲しい。
指示するだけで描かれてしまう時点で時すでに遅しといわれたらそこまで。
ではない。
できる限り完璧にならないように、これ以上AIがうまくならないようにするためにもIPが学習させてはいけない。と思うのです。
これは正直、ルール化されない部分です。(企業によっては禁止してくるかも)
なので我々人間が持つ倫理感で防がないといけない。
道徳ではなく倫理感。
社会など広いグループでの守るべき基準を考えて行動していきたいものです。
ただ、これからの未来にAIが必要不可欠なのも確か。
そのAIを学習させるのが人間の役目だとしたら。
今我々がAIをどう使うかによって未来は大きく変わっていきそう。
個人的には芸術家やクリエイターが守られている未来がきてほしいものです。