
漫画でよくある時間がゆっくりなるアレ
どうも、中学生の頃、家庭教師ヒットマンREBORNが好きで全オープニング覚えて毎日歌ってたいっくんです。(もちろん上の写真のアオアシも好きです笑)
ちなみに1番好きなオープニング曲は「BOYS & GIRLS」!リング争奪戦編はやっぱかっこいい!!!
前置きはさておき、20年以上サッカーを続けていた僕ですが、サッカー人生で何回かタイトルにある現象が起きたんですよね。
そのうちの1回がいつになっても鮮烈に覚えてるんですよ。
あれは高校2年生の新チーム始動して間も無い頃。午前をフィジカルでかなり追い込まれた後、移動して練習試合。先にAチームが試合している中、次の試合のために準備をしていると急にコーチに呼ばれた。「おい、SHはできるか?」次の試合はそこで出るのかと思い、攻撃できるラッキーと思った(当時はCBかSBだった)ので、はいと答えると「じゃあ今から出すから準備しろ」
「へっ?」 今から? 俺がAチームで?
戸惑う間も無くいきなりAチームに放り出される。とにかく結果を残さないと。焦りながらもとにかく攻撃に関わる。
僕がサイドでもらい時間を作りつつオーバーラップを待ってそこに出す。僕は中に入りニアにクロスがくるのを待つ。「今だ」タイミングを合わせて走り込んだがクロスは若干後ろに、
「あぁ、なんだファーか、走り込んだのに、ゴール決めたいなぁ。」
午前のフィジカル、いきなりのAチームで心身共にヘトヘトだった。
「あぁまじ疲れたわ、午前の走りきつすぎ。クロスも俺に上がってこねぇし。あ、このクロス、オーバーヘッドできそうだなぁ。」
そう思った瞬間体が勝手に動いていた。
「パっ、パっ、パっ」
自分の体もボールもコマ送りで進んでいく。これは漫画でよくあるスローモションのやつじゃないか!黒子のバスケでいう”ゾーン”っていうやつだ!足の動きとボールのタイミングが合わせやすいのなんの。
蹴り損ねないように流れてくるボールをしっかり見る。ミートした瞬間、時間が動き出す。
「ピピーっ」
笛の音でゴールを確認。僕が一番驚いた。
Aチームでゴール?しかも人生初のオーバヘッドで?
胸が高鳴り疲れなんて吹き飛んだ。その後もゾーンに入り堂々たるプレーで試合終了。練習試合ではあったが確実に存在感を残すことができた。
オーバーヘッドで決めたあの瞬間。今でも鮮烈に脳裏に焼き付いている。