ちょろいオタクのふるさと納税のススメ
任意の自治体に寄付をすることで所得税の還付・住民税の控除により実質2000円で返礼品が受け取れる「ふるさと納税」
地元の農作物や特産品などが人気ですが、中には聖地自治体(そんな言葉あるか?)が2次元作品とコラボした返礼品を用意していることもあります。
今回は、2016年以来毎年そうした返礼品目当てにふるさと納税しているちょろいオタクがこれまでゲットしてきた返礼品を紹介しつつ、まだふるさと納税をしたことがないオタクもこちら側に来てもらおうと思います。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税は2008年に制度が始まった寄付金税制であり、控除上限額内で任意の自治体に寄付を行い手続きを行うことで返礼品を受け取るとともに寄付額から2000円を引いた額の所得税還付・住民税控除が受けられる制度です。簡単にいうと実質2000円で希望のものがもらえるよ!ということです。オタクが言いがちな実質無料とかではなく本当に実質2000円です。
私が生き方の師と仰ぐ浅野真澄さんも周りの声優に「なんでやらないの!?」と熱弁してドン引かれたそうなので、皆さんもやらない手はありません(?)
ふるさと納税の流れ
ふるさと納税の流れとしては、控除上限額を調べる→希望の返礼品を選び支払う→返礼品を受け取る→ワンストップ特例申請をする、といった感じでほぼネットショッピングと同じ感覚でできます。
まず、控除上限額は家族構成や年収によって決まりますが、さとふるやふるさとチョイスといった専用サイトで簡単にシミュレーションできます。
オタクに多いと思われる独身で中間層の皆さんであれば2~3万円くらいになります。
次に返礼品を選びますが、専用サイトの検索窓に「アニメ」「漫画」などと入れるのも手ですし、お目当ての作品がコラボしている場合は作品の公式サイトから辿っていくのが早いかと思います。
控除上限額内でお目当ての返礼品が決まったらクレジットカード決済等で支払い、ネットショッピングのような感じでポチります。
自治体や返礼品の内容にもよりますが、数週間程度で返礼品が届きますのでtwitterでドヤりましょう。
この際、首長からのお礼の手紙が付いてくることがけっこうあります。
最後に、自分で確定申告をしない勤め人の場合は当該自治体から送られてくる申請用紙に従って「ワンストップ特例制度」を利用するだけで所得税還付・住民税控除が行われます。
この申請も用紙の記載内容を確認して正しければ押印し、マイナンバーカード両面のコピー等を添付して返送するだけなので、定額給付金の申請ができた人なら問題なくすぐできると思います。
ワンストップ特例は寄付した翌年の1月10日までに書類が届くように返信すれば利用できますので、今から今年分の申請をしても全然間に合います!
年末には駆け込みで申請が押し寄せる自治体もあるそうなので担当者を楽にしてあげるためにも早めに申請しましょう()
それでは、以下私がこれまで返礼品にホイホイ釣られてふるさと納税してきた遍歴をご紹介します。
2016年「ガールズ&パンツァー」茨城県大洗町
もはや「聖地巡礼」の代名詞と化した茨城県の港町・大洗町からは、完結が先かガルパンおじさんの命が尽きるのが先かでお馴染みガールズ&パンツァーとのコラボグッズです。
大洗町では2015年以降、干し芋や日本酒、ジャケットといったコラボグッズを返礼品として提示し毎年ガルおじたちが競うように納税していますが、私が頼んだのはタペストリーや缶バッジ、クリアファイルに加え、現地でGPSとARを活用したオリエンテーリングゲームが遊べる「ガルパンうぉーく!」のチケットが入ったものでした。
街中を巡ることでボイス付きのオリジナルストーリーを楽しめるという聖地巡礼促進のための返礼品とはよく考えたなぁと思いますが、結局タイミングが合わず期間内に現地に行くことは叶いませんでしたとさ…
そういえばいつぞやのあんこう祭で蝶野さんが返礼品の規制厳しくした総務省にガッデムしてたなぁ。文科省に続いて総務省にもケンカ売るのは草。
2017年「ヤマノススメ」埼玉県飯能市
埼玉県の南西部に位置するムーミンの街・飯能市からは、私を含めたオタクたちを山へと誘ったヤマノススメとのコラボヒーリングチェアです。
オタクはアニメに影響されすぎ()
飯能市も2016年以降、継続的に登山グッズを中心としたコラボグッズを返礼品として提示してきましたが、こちらはみんな大好きコールマンの折り畳み椅子です。
カバーに劇場公開されたOVA「おもいでプレゼント」のロゴが書かれているだけですが、安心と信頼のコールマン製で通常3000~4000円のものが実質2000円となれば普通にいい買い物だったと思います。
ただ、これを貰った直後にあおいとひなたのねんどろいどが返礼品に追加されることが発表された時には富士山登頂に失敗した直後のあおいと同じくらいの心の傷を負いました(*^0^*)わお!
2018年「ゆるキャン△」山梨県市川三郷町
甲府盆地の最南端に位置し四尾連湖を擁する市川三郷町からは、私を含めたオタクたちをキャンプへと誘ったゆるキャン△とのコラボグッズです。
オタクはアニメに(ry
甲州名物ほうとうセットと劇中に登場した架空の山梨銘菓が実現したしまりんだんご(中身はみたらし)は普通においしかったですが、スマホなどが入れられるソフトポーチと名産品の和紙を使った印鑑ケースは正直今のところ使っていません…w
ちなみに、時期もあるかもしれませんが市川三郷町は他の自治体よりも書類が送られてくるのがかなり早かった印象があります。
2019年・2020年「温泉むすめ」愛媛県松山市
愛媛県の県庁所在地にして「いで湯と城と文学のまち」松山市からは、私を含めたオタクたちを温泉へと誘い続けているクロスメディアプロジェクト・温泉むすめとのコラボグッズです。
オタクは(ry
元々地域活性化を目的の一つとしているプロジェクトということで、道後温泉では明治27年に建てられた道後温泉本館の保存修理プロジェクトのための資金集めとして道後温泉の温泉むすめである道後泉海グッズなどが用意されています。
そういえばライブでだーみなが宣伝してたような。
2019年も2020年もプロジェクトメンバー名刺も付いてきましたが、記載されているのが本名のうえ結構な枚数あるためまったく捌けていません…w
3年間有効の入浴優待券も付いてきたので絶対現地行かねば!道後が一番!
2021年(予定)「放課後ていぼう日誌」熊本県芦北町
八代海と球磨川を擁する芦北町からは、オタクたちを釣りへと誘った放課後ていぼう日誌とのコラボグッズです。
オタ(ry
令和2年九州豪雨の復興支援のためのふるさと納税をていぼう日誌公式ツイッターが紹介したほか、2020年9月22日に配信された最終回直前スペシャルにて復興応援イラストがふるさと納税で展開予定との発表がありました(が続報なく当該ツイートも削除されたっぽいのは気のせい…?)
その他、つい先日コラボパッケージの塩せんが登場したので来年はこちらに納税したいと思います。
まとめ
私が納税してきたもの以外にもゾンビランドサガ(佐賀県佐賀市)、あの夏で待ってる(長野県小諸市)、邪神ちゃんドロップキック(北海道富良野市ほか)、ラブライブサンシャイン(静岡県沼津市)など各地で2次元作品とのコラボ返礼品が登場しています。
財テクとオタ活、そして地域貢献までできるふるさと納税。
あなたもちょろいオタクとして安易に釣られていきましょう!
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