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俺の悩み ~イヤホン業界へ届け~

平素よりお世話になっております。高島です。

「あれ、玄関の鍵閉めたっけ…?」
「エアコン切ったっけ?」
「窓の鍵絶対開けたまんまよな…」

一歩外に出るとこういった心配事が尽きません。
鳥害が怖く、電線の下も絶対に歩かないほどです。
しかし今のところ糞を落とされたこともありませんし、鍵も閉めてるしエアコンも切ってるし、運が良いのはホントご先祖様に感謝です。

そうして外に出て、辿り着くライブのステージではドラムスティックにはじまり、使う仕事道具は数えればキリがないほど多いです。
そのなかの一つにイヤーモニターがあります。

通称「イヤモニ」、簡単にいうとステージ用のイヤホンですね。
ステージ上ではギター・ベースと、いろんな楽器が大音量で鳴ってるため、それを整理して聴く(モニターする)ためのものですが、これがエアコンの比にならないぐらいに悩ましい。
ちょっと書いていきます。届け、イヤホン業界まで。


ケーブルについて

まず一点目。
世に出回ってるイヤモニのケーブルの長さはおよそ1.5m~2.0mほど。

ドラマー的には絶妙に足りない長さなので、別途延長コネクターを用意してケーブルを延長させてますが、これがまた心配の種なのです。

もし断線したら?
そんなに高い物でもなく高級なヤツでも1000円程度、信頼の担保にはなり得ません。

もしなにかの拍子にコネクターが外れてしまったら?
「獅子奮迅フルスイング」では立って演奏しますが、この瞬間も実は恐る恐る席を外してます。


ついでにいうと、イヤモニを差し込むプラグは「ミニジャック」と呼ばれるスマホとかに適応するジャック。

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ライブなど音楽機材でミニジャックってほぼほぼ存在しないため、ここも専用のプラグを使って変換しています。
変換先は「フォンジャック」、ギターもベースもシンセもなんもかんも大体はフォン。

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「イヤホン(ドライバー)」→「延長ケーブル」→「変換プラグ」→「ミキサー」の順番になり、この矢印の数だけ、トラブルのリスクを抱えます。

ケーブルの長さはおいておいて、普通にフォンジャック直結ってあまり見ませんね。需要あると思うのに、なんでだろう。


周波数、遮音性について。


二点目。

ドラムはアコースティックな楽器ですから、自分のイヤホンから音が漏れたら非常に厄介。
よって、一般的なほとんどのイヤモニは遮音性の高いものばかりです。

「遮音性が高い」ということは音が漏れづらい。
反対に、外からの音を取り込みません。

よって、自分が目の前で叩いてるドラムの音も実はあまり聴こえておらず、
音の距離感がつかめないというか、実際にどれぐらいの音量が出てるかが見えてこないのです。
あんなにバッキバキに叩いてるのに、です。地場で鍛えてきた自分には少々演奏がしにくい。

もちろん、イヤモニの中には自分のドラムの音も返ってきて(聴こえてきて)はいますが、どうしても立体感に欠ける。
「ほどよく外の音も聴こえてくる」、そんな状態が理想ですが、それは自分のイヤホンから音が漏れることを意味します。

自分の音も外から取り込みつつ、且つ遮音性も高い。
Air Pods Proのノイズキャンセリング機能では近いことができてる気がしますが、いまのテクノロジーではまだ難しいのか。あちらを立てればこちらが立たず、を体現しています。

ともすれば、やはり返してもらっている自分のドラムを「どこまでリアルに、立体的に」モニターするかです。
今度は「周波数域」に目を向けてみます。


「音」とは空気の振動

周波数、音の高さですね。
数字が低ければ音も低い、数字が高ければ音が高い、そんな認識で大丈夫です。

ドラムは低いところから、キック(バスドラム)が「25~80Hz」程度、
シンバルは「10,000~20,000Hz」あたりで、「~14,000Hz」に楽器の空気感がある気がしてます。

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引用:https://www.audio-technica.co.jp/headphone/navi/whatis/08.html

人間の可聴域(聴こえる範囲)は「20Hz~20,000Hz」とされていて、ここからオーバーする音は聴感上聴こえていませんが、音とは空気の振動です。
「耳」では聴こえていなくとも振動を身体でキャッチして、距離感を感じていたら?

ここで「聴こえなくとも、“振動”として感じることによって「立体感」を手に入れていた」と仮説を立ててみることにします。
「立体的に」ドラムをモニターする&聴く、という点ではこの「可聴範囲“”」がポイントなりそうです。

調べたところ、自分が今使ってるS社製のイヤホンの周波数特性が「22Hz~17,500kHz」となっていて、今回の仮説でいうとギリギリ足りてないません。

※再生周波数帯域=イヤホンが再生可能な音の高さの範囲

一義的に広ければ広いだけ良いワケでもなさそうですが、「再生周波数帯域が広ければいいのだ」ということにしておきます。結構勉強してきました。


まとめ

今回、自分が理想とするイヤモニ環境をまとめると、

・再生周波数帯域は「20Hz以下~20,000Hz以上」
・ケーブル長さ2.5~3.0m
・プラグはフォンジャック

となります。


・再生周波数帯域は「20Hz以下~20,000Hz以上」
→専門的に「広ければ広いほど良い」訳ではないだろうけど、人間の可聴範囲を超えた音を振動としてキャッチする?そもそもイヤホンのドライバーで再現できるのか?まだまだ勉強が必要ですが、とりあえずこういう仮説。

・ケーブル長さ2.5~3.0m
→もう延長ケーブルを使いたくない…。固い被膜だとタッチノイズが気になりそうだけどケーブル本体の剛性を優先。線材はこだわりすぎると沼なのでとりあえず銅線?

・プラグはフォンジャック
→そもそもミニジャックである必要がない。


たとえばライブで急に音が出なくなったとして、現状は

①PA(音響)側の回線
②PCのシステム
③イヤモニ本体
④延長してるケーブル
⑤変換してるプラグ

と、疑う先が五つもあるんですが、ライブでそんなこといちいちチェックできません。

が、この理想が叶えば

①PA(音響)側の回線
②PCのシステム
③イヤモニ本体

こんなにもシンプル。
まったく同じ仕様のものを二つ用意しておけばイヤホンごと取り換えればいい訳で、家を出るだけでも大変は自分にはピッタリな環境です。


上記の条件でググってみます。
サウンドハウスも見ます、Amazonもeイヤホンも見ます。

ない。全然ない。


イヤホン業界のみなさまご連絡お待ちしております。力を貸してください。

以上になります。
それでは引き続きどうぞよろしくお願いします。




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