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<バカ試合>ツアー、旅行記〜その1〜

平素よりお世話になっております。高島です。

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「1st FULL ALUBM「化かし愛」RELEASE TOUR <バカ試合>」が遂にスタートしました。
初日の札幌Bessie Hall、二日目の仙台Darwin、ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

MCでも触れましたがこの両地、ライブでもプライベートでも足を踏み入れるのは初めて。貴重な体験をさせてもらいましたので、旅記録として振り返ってみようかと思います。

目が覚めると、出発の10分前

「そもそも北海道ってどうやって行くのん?」

通常の遠征は機材の関係上、グランドキャビンという普通免許で運転できるMAXデカい車に楽器を積み込み各所へ移動します。
しかし孤高の北海道、陸路のイメージはどうしてもつかず。

遠征経験が豊富な「なんでも知ってる、令和版歩く広辞苑」こと真也さん(Ba.)いわく、
「北海道は機材車ごとフェリーに積み込み、海路で移動するのがベター。
中一日かかるが船内で酒盛りできるため、敢えてこの行程を好む者多し。」との回答。

しかしこのコロナ禍。
大所帯での移動はよろしくないと判断し、最小限の機材・最小限の人数で移動しましょ、ということで飛行機での移動となりました。
いつもならステージ最前で煌々と輝くお立ち台がなかったのも、この判断によるものです。

AM8:00ぴったりの成田発、新千歳行き。この便に乗るためにはいくら遅くとも、7:00には空港に着いていたい。
もし途中が渋滞してたら?機材の移動で手こずってしまったら?
いつもの心配性が発動します。

「ええい、それならいっそ始発に乗ってしまえ」
夜のビールもほどほどに、AM4:00にアラームを設定し、早々にベッドに入りました。

真夜中、ふと人の気配がして目が覚める。外はまだ真っ暗。
なんだかイヤな予感がしてスマホを拾い上げる。
無地のマットブラックの待ち受けに浮かぶ時刻は4:58。乗りたい始発は5:08。

「なんでアラーム鳴らねぇんだよぉぉぉ…」
落胆に近い絶叫、ここから大嫌いな「時間との闘い」が始まりました。

未明の東京を発つ

ここからの僕は非常にスムーズでした。
ベッドから飛び降り、iPhone片手に廊下へ繰り出します。すべての準備は無理であろうと判断、髭剃り&寝ぐせ&コンタクトは諦め、歯磨き&洗顔のみに絞ろう。
そして洗面所にたどり着くまでにアプリでタクシーを呼ぶ、というAmazon倉庫員も驚愕のムーブ。

前の晩に用意していた服に着替え、荷物を持ち玄関を開ける。ちょうどやってきたタクシーに機材をぶち込み出発。時計を見ると5:10。
こういった非常時の判断能力とスピード感は我ながらあっぱれ、とFIRE ONEDAY Blackを一口。

「この時期でも朝早くは冷えますねぇ」
運転手さん、すまん。そんな与太話をしてる余裕は俺にない。忘れずに冷蔵庫からピックアップしたコーヒーの飲みつつ、スカイライナーの座席予約をします。
よかった、どうにか集合時間には間に合いそう。

夜もすこしずつ白みだした定刻10分前、無事に駅に到着しました。
スカイライナーへ乗車。予約した座席にミニーちゃんのサンダルを履いた、決して賢くはないであろうノーマスクの女性が座ってましたが、もう僕に戦闘力は残っていません。
大人しく空いてる席に着き、エガちゃんねるを観ながら成田空港到着を待ちます。

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