サービスの進化や成長はルール順番がある
サービス開発にはルールがある
近年、AIを使った未来予想などもテーマアップされますが、以前は、メディアやサービスの未来は予測できるか。というテーマで話をする機会を頂いていました。
これまでのメディアの遷移とその理由が理解できていれば、メディアの未来は予想できると話していました。が多分、AIが未来予測する場合でも同じようなフレームワーク、思考ルーティンで処理しているんじゃないかなと思っています。
メディアやサービスが新しく立ち上がり、成長するor成長しないまま終わるか。
市場環境を一変させる進化が起こりうるか。起こるなら、どこから起きるか。
インターネットが構築され、その上でYahoo!などのポータルサイトが立ち上がり、Googleなどの検索エンジン競争が起こり、ブログなどのマイクロメディアのトレンドが来て、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアに注目が移って来ました。そしてYouTubeやTikTokなども動画メディアが市場占有率を高めてきた流れの中で、次のトレンドや爆発的成長が起きる市場(ビジネスモデル)に関しての予想精度がビジネス競争そのものと言ってもいいと思います。
複雑なプログラムも0or1の組み合わせ
コンピューターの演算処理もたどって行けば、0 or 1の電気信号の固まりであり、このルール上で走るプログラムが出来ることと出来ないことを把握することもそうですが、サービス開発においては、基本的なフレームワークやモジュールが存在していて、それをどのように有効活用するのかが現在の開発の基本的な考え方になっています。
1.サービスにおける基本的なルールを掌握
2.利用されているサービスの課題やそれの補完サービスとは何かを考える
3.ユーザーの嗜好や行動サイクルがどのように変化しているのか。
これらを把握してサービス開発は行われていて、エコサイクルが形成されます。
また、これまでの業界の慣行がどのようになっていて、開発者やサービス提供者側とユーザーの間にどれぐらいのリテラシーの差があるのか。
可視化されていない制限事項や抑制要素がどこに存在していて、どれぐらい影響与えるのか。なども考慮に入れます。
個別のメディアやサービスの変容ということもあれば、特定領域全体におけるトレンドの推移ということもありますが、過去と現在を把握して、技術的知識/マーケティング的知識を用いて、実体験に基づく判断ができることがイノベーションの担い手としては必要になります。
情報の整理にはパターンがある
下記は、10年以上前に作ったサービスにおける情報構成の変遷図です。
紙媒体でもそうですし、インターネットにそれが移行して、インターネットの中で勃興するメディアやツールの単位で見てもそうですが、情報は一覧性から始まり、情報がカテゴライズされ、サーチされる形に変わり、最終的にはレコメンデーションの要素が強くなります。
※詳しく知りたい人は個別に説明します。
過去のサービス変遷を体系的に理解して自分なりの見解を持てるようになれば、メディアやサービスの変遷に関しては推測がつくようになり、自分なりの見解を持てるようになるはずです。