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ジャズと私(12)21の頃に聴いたジャズ・アンビエント
【約900字/2.5分で読めます】
▼前回の記事
私が18~21歳くらいの頃('01~'03)の話を書いてきました。
この時代に、ジャズの本流と呼べるようなもので聴いていたのは、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』、ジョン・コルトレーンの『My Favorite Things』くらいです。
その他は、映画音楽、プログレ、ボサノヴァ、フュージョンといった、本流とは異なるタイプのジャズに触れてきました。
この頃に聴いていたジャズで一番外せないのは、クラブ系の音楽とミックスされたものです。
なんと言っても、10代の終わり~20代はじめの頃の私は、テクノに夢中だったので、そういうものと結びついたジャズの方が聴きやすかったんですよね。
そういうものの中に、19歳の頃にはじめて聴いた『My Favorite Things』のエピソードでも触れた「ジャズ・アンビエント」があります。
当時、クラブミュージック界隈で流行りはじめていた「ジャズ・アンビエント」が聴いてみたくて、CD ショップで探しました。
その時は見つけられず、結局、ルーツとされるジョン・コルトレーンのアルバムを購入したのでした。
おそらく、はじめて「ジャズ・アンビエント」を聴くことができたのが、'03年のことだったと思います。
Calm(カーム)というアーティストがいるんですが、彼が'03年に新譜を発表したのです。
『Ancient Future』というアルバムでした。
小型のブックレットの CD ジャケット(CD のケースが本になっている)も印象的でしたね。
これは今でも大好きなアルバムで、もう少し後に私が興味を持つことになるソウルミュージックの要素も入っており、自分の耳が育つほどに愛着の湧く作品となりました。
この他にもジャズ・アンビエントでは、さまざまなアーティストが参加したコンピレーションを中心に聴いていくことになります。
とにかく、なかなか CD ショップに置いておらず、見つけた時は「即買い」の幻のアルバムがいろいろありましたね(未だに探しているアルバムもある)。
(この辺の詳しい話は、リンクを貼った(3)の記事に書いているので、知りたい方はそちらをどうぞ)
(続く)
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